デンバー・ナゲッツの球団初優勝で幕を閉じた2022-23シーズンのNBA。いよいよオフシーズンに突入し、各球団とも来季に向けた戦力補強に動くわけだが、ファイナル終了から6日後とまだ興奮冷めやらぬ現地時間6月18日(日本時間19日)、いきなり衝撃のビッグトレードが成立した。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者ら複数の情報筋が伝えたところによれば、ワシントン・ウィザーズがブラッドリー・ビールをフェニックス・サンズに放出し、クリス・ポール、ランドリー・シャメット、複数のドラフト指名権を獲得するトレードがほぼ合意に至ったという。
ビールは今月末に30歳を迎えるシューティングガード。ウィザーズの生え抜きエースとして11年のNBAキャリアを誇り、スコアラーとして通算平均22.1点、一昨季の2020-21シーズンには自己ベストの平均31.3点をマーク。同年はオールNBA3rdチームに選ばれたほか、3度のオールスター選出を数えるリーグ屈指の実力者だ。
このトレードにより、ケビン・デュラント、デビン・ブッカーと併せて超強力なビッグ3がフェニックスに誕生することに。全員がスコアラータイプで噛み合うのか疑問であること、また3人とも5000万ドル前後の超高額契約を少なくとも2025-26シーズンまで残しておりチームサラリーを大きく圧迫することなど、懸念点は少なくない。それでも、もしフィットすればとてつもない破壊力を秘めたトリオであることは間違いないだろう。
ただ、このトレードは正式に成立するまで数日かかる予定とのこと。その理由は、ポールの放出先として適切な第3のチームを巻き込んだ三角トレードに発展させるためだという。
大黒柱ビールの放出は、ウィザーズがここから再建へと舵を切ることを意味している。そうなれば、38歳となり衰えが見えているポールをチームに残すメリットはほぼなく、また初のチャンピオンリングを何としてでも欲するポールにとっても、キャリアの残り少ない時間を無駄にしないためにも、再建球団に残る意味はひとつもない。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者ら複数の情報筋が伝えたところによれば、ワシントン・ウィザーズがブラッドリー・ビールをフェニックス・サンズに放出し、クリス・ポール、ランドリー・シャメット、複数のドラフト指名権を獲得するトレードがほぼ合意に至ったという。
ビールは今月末に30歳を迎えるシューティングガード。ウィザーズの生え抜きエースとして11年のNBAキャリアを誇り、スコアラーとして通算平均22.1点、一昨季の2020-21シーズンには自己ベストの平均31.3点をマーク。同年はオールNBA3rdチームに選ばれたほか、3度のオールスター選出を数えるリーグ屈指の実力者だ。
このトレードにより、ケビン・デュラント、デビン・ブッカーと併せて超強力なビッグ3がフェニックスに誕生することに。全員がスコアラータイプで噛み合うのか疑問であること、また3人とも5000万ドル前後の超高額契約を少なくとも2025-26シーズンまで残しておりチームサラリーを大きく圧迫することなど、懸念点は少なくない。それでも、もしフィットすればとてつもない破壊力を秘めたトリオであることは間違いないだろう。
ただ、このトレードは正式に成立するまで数日かかる予定とのこと。その理由は、ポールの放出先として適切な第3のチームを巻き込んだ三角トレードに発展させるためだという。
大黒柱ビールの放出は、ウィザーズがここから再建へと舵を切ることを意味している。そうなれば、38歳となり衰えが見えているポールをチームに残すメリットはほぼなく、また初のチャンピオンリングを何としてでも欲するポールにとっても、キャリアの残り少ない時間を無駄にしないためにも、再建球団に残る意味はひとつもない。