「私のなかでは間違いなく、ミカル・ブリッジズがディフェンス面で大きな役割をこなしていくことになる。コーチとして、『誰がルカ(ドンチッチ/スロベニア代表)やヤニス(アデトクンボ/ギリシャ代表)をガードするんだ?』と言うことになる。我々はロスターを形成するうえで、そのことを解決するために複数のオプションを擁することができた」
ブリッジズは昨季フェニックス・サンズからトレードでネッツへ加入後、平均26.1点、4.5リバウンド、2.7アシストとブレイクを果たしたが、彼の真骨頂はやはりディフェンスにある。
198㎝・94㎏とNBAでは平均的な体格だが、長い手足と機敏なフットワークを生かしたリーグ最高級のディフェンス力が備わっている。NBA入りから欠場なしのタフガイでもあり、一昨季にはオールディフェンシブ1stチームに選ばれ、最優秀守備選手賞の投票でも2位に入った。
さらに、このチームには2年連続でブロック王に輝き、昨季は最優秀守備選手賞に選ばれた211㎝・109㎏のジャクソンJr.というリムプロテクターがいることも大きい。
「FIBAにはディフェンス時の3秒ルールがない。だから、ジャレンというショットブロッカーがリム付近で存在感を見せてくれる。金メダルを勝ち取るためには、彼のような選手が不可欠になるんだ」とカーHCは語る。
また、ドラフト外ながら急激に評価を高め、ロサンゼルス・レイカーズに不可欠な存在となったオースティン・リーブスについて、指揮官は「勝利していくうえでインパクトを与えられる男」と評していた。
グループフェーズを勝ち上がり、決勝トーナメントも制して金メダルを勝ち取るためにはロスター全員の献身的な働きが必要になってくる。今大会のオフェンス面において、カーHCはエドワーズとイングラムを「ダイナミックなスコアラー。彼らがこのチームで大きな役割をこなしていくことは明らかだ」と評し、「我々は全員の力を必要としている」と『The Athletic』へ話していた。
FIBAランキング2位のアメリカが、2014年のスペイン大会以来、2大会ぶりにW杯を制して金メダルを勝ち取ることができるのか。バスケ大国の反撃に期待したい。
文●秋山裕之(フリーライター)
W杯アメリカ代表のブリッジズが2018年ドラフトを回想「9位でニューヨークへ行くと思っていた」<DUNKSHOOT>
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198㎝・94㎏とNBAでは平均的な体格だが、長い手足と機敏なフットワークを生かしたリーグ最高級のディフェンス力が備わっている。NBA入りから欠場なしのタフガイでもあり、一昨季にはオールディフェンシブ1stチームに選ばれ、最優秀守備選手賞の投票でも2位に入った。
さらに、このチームには2年連続でブロック王に輝き、昨季は最優秀守備選手賞に選ばれた211㎝・109㎏のジャクソンJr.というリムプロテクターがいることも大きい。
「FIBAにはディフェンス時の3秒ルールがない。だから、ジャレンというショットブロッカーがリム付近で存在感を見せてくれる。金メダルを勝ち取るためには、彼のような選手が不可欠になるんだ」とカーHCは語る。
また、ドラフト外ながら急激に評価を高め、ロサンゼルス・レイカーズに不可欠な存在となったオースティン・リーブスについて、指揮官は「勝利していくうえでインパクトを与えられる男」と評していた。
グループフェーズを勝ち上がり、決勝トーナメントも制して金メダルを勝ち取るためにはロスター全員の献身的な働きが必要になってくる。今大会のオフェンス面において、カーHCはエドワーズとイングラムを「ダイナミックなスコアラー。彼らがこのチームで大きな役割をこなしていくことは明らかだ」と評し、「我々は全員の力を必要としている」と『The Athletic』へ話していた。
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文●秋山裕之(フリーライター)
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