そう話したペイトン。莫大な契約が残っている33歳のリラードが、現在のパフォーマンスをどこまで維持することができるかは誰にもわからない。だからこそ、今すぐにでもブレイザーズからヒートへ移籍し、バトラー、アデバヨと同じチームでプレーして王座を獲得したいのだろう。

　ただし、ペイトンがヒート入りしたのは完全FAとして低年俸で契約できたことが大きい。リラードの場合はトレードで、しかも超巨額な契約を残しているため、複数チームのフロント陣が頭を悩ませているというのが現状だ。
  　はたして、リラードや、同じくトレードを要求しているジェームズ・ハーデン（フィラデルフィア・セブンティシクサーズ）が望む取引は実現するのか。トレーニングキャンプまで長引くと、さらに成立が難しくなる可能性もあるため、早いうちに決めたいというのが選手たちの思いだろう。

文●秋山裕之（フリーライター）

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