レギュラーシーズンやプレーオフ、さらにはファイナルという大舞台で、アレンは所属チームの窮地を救う起死回生の一発を冷静に沈めてきた。なかでも2013年のファイナル第6戦の第4クォーター終盤、サンアントニオ・スパーズ相手に延長へ持ち込んだコーナースリーは今後も永遠に語り継がれていくに違いない。
では、そんなカリーにとって、“G.O.A.T.”を意味するNBA史上最高の選手は誰なのか。35歳のスーパースターが挙げたのは、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)とレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)だった。
「自分の信念に従うことになるけど、“G.O.A.T.”は複数いる。(プレーしていた)時代が違うから、比較するのがすごく難しいんだ。その話題へ足を踏み入れると、もしマイケルを現代、そしてレブロンをあの時代(1980年代中盤から1990年代後半)でプレーさせたらどうなるか。それはもう不公平のようなものさ」
ジョーダンとレブロンは、“G.O.A.T.”論争で最も名前が挙がっているスーパースター。だがカリーが話したとおり、NBAでプレーしていた時代が違うため、ルールやスタイル、ゲームのトレンドも異なり、また全盛期にコートで直接対決していないことも考えれば、単純に比較して結論づけることはできない。
6度の優勝に加え、史上最多6度のファイナルMVPを獲得したジョーダンを‟史上最高“、20シーズンを一線級でプレーし、歴代3位タイとなる10度のファイナル進出で計4度の優勝を果たしたレブロンを‟史上最強”として分けることもできるかもしれない。だが、両選手の申し分ない実績を考慮すると、やはり順位付けすることは至難の業だ。
しかも、年末に39歳を迎えるレブロンは現役続行を表明しており、この男のバスケットボールキャリアは続いていく。ジョーダンとレブロンによる“G.O.A.T.”論争は、少なくともレブロンが引退してコートを去るまでは結論づけることはできないだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!
では、そんなカリーにとって、“G.O.A.T.”を意味するNBA史上最高の選手は誰なのか。35歳のスーパースターが挙げたのは、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)とレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)だった。
「自分の信念に従うことになるけど、“G.O.A.T.”は複数いる。(プレーしていた)時代が違うから、比較するのがすごく難しいんだ。その話題へ足を踏み入れると、もしマイケルを現代、そしてレブロンをあの時代(1980年代中盤から1990年代後半)でプレーさせたらどうなるか。それはもう不公平のようなものさ」
ジョーダンとレブロンは、“G.O.A.T.”論争で最も名前が挙がっているスーパースター。だがカリーが話したとおり、NBAでプレーしていた時代が違うため、ルールやスタイル、ゲームのトレンドも異なり、また全盛期にコートで直接対決していないことも考えれば、単純に比較して結論づけることはできない。
6度の優勝に加え、史上最多6度のファイナルMVPを獲得したジョーダンを‟史上最高“、20シーズンを一線級でプレーし、歴代3位タイとなる10度のファイナル進出で計4度の優勝を果たしたレブロンを‟史上最強”として分けることもできるかもしれない。だが、両選手の申し分ない実績を考慮すると、やはり順位付けすることは至難の業だ。
しかも、年末に39歳を迎えるレブロンは現役続行を表明しており、この男のバスケットボールキャリアは続いていく。ジョーダンとレブロンによる“G.O.A.T.”論争は、少なくともレブロンが引退してコートを去るまでは結論づけることはできないだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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