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バスケW杯

【バスケW杯】「勝利を祝う暇はない」アメリカ撃破も気を引き締めるリトアニア。一方“バスケ大国”は「これ以上負けるわけにはいかない」と不退転の覚悟<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2023.09.04

 司令塔役を担ったチーム最年少22歳のローカス・ヨクバイティスは「本当に信じられない気分だ。19年ぶりにアメリカを破ったなんて、クレイジーだよね。国中が大騒ぎしていると思うよ。NBA選手が勢揃いしたアメリカを、僕らみたいな小国が破ったんだからね。快挙だよ」と喜びを語った。

 続けて、アメリカの印象について「とにかく手強いのはフィジカルの強さ」とコメント。「特に後半は、フィジカルを武器にゴリゴリ当たってきたから、あやうくリードを失うところだった。なんとか勝てたけれど、彼らのフィジカルの強さはあっぱれだったね。もちろんそれだけじゃなく、優秀な3ポインターもいるから、自分たちの望むように試合を進めるのは容易じゃなかった」と振り返っている。

 ヨクバイティスは2021年のNBAドラフトでオクラホマシティ・サンダーから34位指名を受け、現在はニューヨーク・ニックスが権利を保有している。現在はスペインのバルセロナに所属しているが、この試合での手応えで、自身の将来のNBA像も見えたかもしれない。
 
 前回大会では、準々決勝でアメリカを破ったフランスが続く準決勝、まるで燃え尽きたかのような戦いぶりでアルゼンチンに敗れている。よって、アメリカ撃破後の試合は鬼門とも言えるが、マクスビティスHCはこの勝利で得たポジティブな要素と、次の試合への集中度のバランスを取ることを、ジョーク交じりに明言した。

「我々は自分たちのキャリアで最も大きな勝利のひとつを手にしたが、それを祝っている暇はない。セルビアは我々を待ち構えている。彼らは花束を手に、レッドカーペットを敷いて待っているわけではないからね」

 一方、アメリカにとっても、この敗戦は良いカンフル剤となったようだ。リトアニアに勝っていれば準々決勝の相手はイタリアでなくセルビアだったわけだが、彼らにとってこの違いはそれほど大きな影響はない。

 むしろ選手たちは、異口同音に「次の試合に負けたら家に帰ることになる。もう1敗したから、これ以上負けるわけにはいかない」(ボビー・ポーティス)と語っており、改めて気を引き締めている。
 
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