オールスターとオールNBAチームにそれぞれ7度選ばれ、75周年記念チーム入りも果たしたリラードは、NBA史上有数のディープスリーの使い手であり、コート中央のロゴマークから決め切る“ロゴスリー”の元祖と言っても過言ではない。
敵将リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)は、ポートランド・トレイルブレイザーズ時代のテリー・ストッツHCの名も挙げて、リラードをこのように称えていた。
「デイムはステフ(カリー)と並んでウルトラロングスリーにおける重要なパイオニアだ。私はテリー・ストッツが非常に過小評価されたコーチだと見ている。彼は就任初日からデイムのロングレンジのシュート力を評価し、それを磨いていくようにしてきたからね。お陰でハーフコート近くから仕掛けるハイピック&ロールや1ドリブルから繰り出すプルアップはオートマティックになった。ステフのスタイルはデイムとは少し異なるが、デイムがやってきた歴史的なことを見落とすべきではない。現代のゲームにおける進化で、彼は重要な一部を占めてきたんだ」
リラードは昨季まで11シーズン在籍したブレイザーズで数々の球団記録を打ち立て、レギュラーシーズン通算2万得点の大台まであと78点に迫っている。さらに、フリースロー成功率89.6%はステフィン・カリーに次ぐ現役2位、歴代でも5位と高順位におり、今後も3ポイントだけでなく、数多くの記録がついて回ることだろう。
ちなみに通算3ポイント成功数でリラードの上にいるのは、歴代トップの3499本を誇るカリー、2位にレイ・アレン(2973本/元バックスほか)、3位がジェームズ・ハーデン(2800本/ロサンゼルス・クリッパーズ)、4位がレジー・ミラー(2560本/元ペイサーズ)となっている。
バックスのシーズン残り試合は58。今後リラードが長期離脱することなく3ポイントを決めていけば、今季中にミラーを抜いて歴代4位へ浮上する可能性は十分あるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
敵将リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)は、ポートランド・トレイルブレイザーズ時代のテリー・ストッツHCの名も挙げて、リラードをこのように称えていた。
「デイムはステフ(カリー)と並んでウルトラロングスリーにおける重要なパイオニアだ。私はテリー・ストッツが非常に過小評価されたコーチだと見ている。彼は就任初日からデイムのロングレンジのシュート力を評価し、それを磨いていくようにしてきたからね。お陰でハーフコート近くから仕掛けるハイピック&ロールや1ドリブルから繰り出すプルアップはオートマティックになった。ステフのスタイルはデイムとは少し異なるが、デイムがやってきた歴史的なことを見落とすべきではない。現代のゲームにおける進化で、彼は重要な一部を占めてきたんだ」
リラードは昨季まで11シーズン在籍したブレイザーズで数々の球団記録を打ち立て、レギュラーシーズン通算2万得点の大台まであと78点に迫っている。さらに、フリースロー成功率89.6%はステフィン・カリーに次ぐ現役2位、歴代でも5位と高順位におり、今後も3ポイントだけでなく、数多くの記録がついて回ることだろう。
ちなみに通算3ポイント成功数でリラードの上にいるのは、歴代トップの3499本を誇るカリー、2位にレイ・アレン(2973本/元バックスほか)、3位がジェームズ・ハーデン(2800本/ロサンゼルス・クリッパーズ)、4位がレジー・ミラー(2560本/元ペイサーズ)となっている。
バックスのシーズン残り試合は58。今後リラードが長期離脱することなく3ポイントを決めていけば、今季中にミラーを抜いて歴代4位へ浮上する可能性は十分あるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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