14日に米メディア『TNT』のクリス・ヘインズ記者のＸ（旧Twitter）アカウントでチャットに登場したビーズリーは、今年のオールスター・サタデーナイトで、今季からチームメイトとなったリラードと３ポイントコンテストで対決したいと語っていた。

「今年は出れるといいね。もし選ばれなければこのチームのみんなを応援するよ。でも僕が勝つだろうな。僕とデイム（リラードの愛称）はすでにお互いで言い合っているんだ。彼は昨年勝ったことで、簡単に勝てると思ってる。僕に言わせれば、『いや、僕があそこへ立てば王者は変わるよ』って感じさ」

　キャリア12年目のリラードは、３度目の参戦の末、昨年の３ポイントコンテストで初優勝。リーグ最高級のディープスリーの使い手で、数多くのクラッチショットを沈めてきた勝負師は、今季も平均25.2点、4.4リバウンド、6.8アシストに、３ポイントは成功率35.4％で平均3.1本を決めている。
  　一方のビーズリーは、ユタ・ジャズとレイカーズでプレーした昨季に３ポイント成功率35.7％（平均2.9本成功）でリーグ７位の成功数235本、ミネソタ・ティンバーウルブズに所属していた一昨季には同37.7％（平均3.0本成功）でリーグ５位の240本を決め、ウルブズの１シーズンにおけるフランチャイズ新記録を樹立した。

　好不調の波が激しいこともあり、これまでコンテスト出場経験はないビーズリー。だが今季はイースト２位のバックスで先発の一角を務めており、成功率でリーグトップにいることから、リーグから声がかかり、前年王者リラードへの刺客として参戦する可能性は十分あるのではないだろうか。

文●秋山裕之（フリーライター）

【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ？識者８人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介！