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NBA

殿堂入り最終候補に挙がったカーターが長くキャリアを続けた理由は“バスケへの愛”「プレーするのが大好きなんだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.02.17

 キャリア22シーズンでNBA歴代3位の1541試合に出場し、同9位の2290本の3ポイントを沈めて同20位の2万5728得点を記録したカーター。一方で優勝経験はなく、キャリア最後の6シーズンはいずれも平均1桁得点に終わった。

 しかしカーターは純粋にバスケットボールが好きで、キャリア晩年に自身のスタッツを気にすることはなかったという。
 
「僕はプレーするのが大好きなんだ。それが何よりも大事であって、数字は関係なかった。引退する5年前に『どうしてまだプレーするんだ?』『それじゃ(得点の)アベレージが落ちていくだけじゃないか』と聞かれたんだけど、僕は『今でもプレーすることが大好きなんだ。そこが僕にとって大切なんだ』と言ったんだ」

 今年の殿堂入りメンバーは、4月6日にアリゾナ州フェニックスで行なわれるNCAAトーナメントのファイナル4(準決勝)期間中に発表される。バスケットボールを心底愛し、1990、2000、2010、2020年代と、4つのディケイドでプレーしたカーターは、殿堂入りという称号にふさわしい選手ではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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