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NBA

今季ウォリアーズでプレーしたポールが今夏のFA市場へ参戦?“ポイント・ゴッド”の移籍先候補は<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.05.28

 ウォリアーズはポールのサラリーを含めた来季の年俸総額がおよそ1億7540万ドル(約273億6240万円)と超高額。さらにトンプソンとダリオ・シャリッチがFAになることから、ポールに高額年俸を払うのではなく、期限までにウェイブ(保有権の放棄)かトレード要員にして戦力補強へ動く可能性がある。

 そうしたなか、NBAインサイダーのマーク・スタイン記者は、23日に自身の会員制サイト『The Stein Line』を更新し、ポールはレイカーズ、サンアントニオ・スパーズと「繋がりがある」と報道。さらに26日に更新した同サイトでは控えガードとして古巣クリッパーズ行きにも関心があると報じた。

 長年の友人レブロンとポールがレイカーズで共闘となれば、リーグ最高級のバスケットボールIQの持ち主が2人も揃い、プレーメーキング面で大きな助けになることは間違いない。

 ただ、そのためにはレブロンがオプション行使または完全FAになって再契約すること、さらにプレーヤーオプションのディアンジェロ・ラッセルが退団することが条件となりそうだ。
 
 スパーズはキャップスペースに余裕があり、新人王ヴィクター・ウェンバンヤマを筆頭に伸びしろのある若手が揃っている、プレーオフチームへ変貌する過程でリーダー兼メンターとして適任だが、キャリア最終盤で優勝を欲するポールが入団を望むかは微妙。

 ではクリッパーズはどうか。ポールは2010年代中盤に6シーズン在籍し、プレーオフ常連チームへ押し上げた功労者の1人。だが来季の年俸総額が1億7035万ドル(約265億7460万円)を超えていることから、プレーヤーオプションのジョージ、ラッセル・ウエストブルック、PJ・タッカーが全員退団でもしない限り、古巣復帰は厳しいかもしれない。

 すでに現役続行を表明しているポールは、来季でキャリア20年の節目を迎える。悲願のタイトル獲得に向けて、どのチームへ加入するのかは気になるところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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