エドワーズは8月に23歳を迎えたばかりの若手。キャリア4年目の昨季は平均25.9点、5.4リバウンド、5.1アシスト、1.3スティールを残してオールスターとオールNBA2ndチームに選ばれ、今夏パリオリンピックのアメリカ代表にも名を連ねた。
193㎝・102㎏の当たり負けしない体躯に超人的な跳躍力で豪快なダンクだけでなく、ミドルや3ポイントも難なく決めるオフェンシブな選手ではあるものの、ディフェンスも決して悪くなく、特に勝負所で見せるロックダウン・ディフェンスは相手の脅威となっている。
ただ、本職がSGのエドワーズに対し、ウォーレスが挙げた3選手はいずれもスモールフォワード(SF)。208㎝・109㎏のマッキーは、オールディフェンシブ2ndチームに2度選ばれた実績を持ち、NBAで15年間プレーしたマルチフォワードだった。
スコアラー色の強いエドワーズとディフェンダーとして評価されたマッキーを天秤にかけるのはフェアではないかもしれないが、ウォーレスは“チームプレーヤー”のマッキーを評価したのだろう。
もっとも、まだエドワーズは23歳。今後ディフェンスに磨きをかけることができれば、現役最高の2ウェイプレーヤーになれるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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