「常に最高の自分になろうと努力を続けること」を追求するマインドは、彼の愛称（ブラックマンバ）から“マンバ・メンタリティ”と呼ばれ、多くの現役選手に受け継がれている。

　アレンも対峙していてそれを感じたようで、「（シュートを）５本連続で外しても、まるで５本連続で決めたような雰囲気を持っていた。彼はどんなことに直面しても落胆しなかった。今、彼のことを考えただけでも寒気がするよ」と振り返った。

　また、コビー、レブロン、ケビン・デュラント（フェニックス・サンズ）の比較を求められたアレンは１位にコビー、２位にデュラント、３位にレブロンを位置付けた。
  「KDをNo.２に挙げたのは、シンプルに高さ（身長211cm）だ。ポストでボールを受け、ターンアラウンド。彼がシュートを打ったら、私はファウルするしかないだろう。シュートを打つ時、私の腕は彼のヒジのところにあるんだからね。KDに対するベストのディフェンスとしては、ボールを持たせないようにすることだった。対戦してわかったのは、クロスオーバーの時は40フィート（約12.1m）からプルアップの３ポイントか、さらに２つドリブルをついてファウルをもらうか、そのままビッグマンの上からダンクを叩き込むかだ」

　デュラントを「守るのは難しい」と称えたアレンは、レブロンについても「私はクリーブランド時代の若い頃のレブロンを知っている。当時は今のように３ポイントを打っていなかった。フィジカル的なプレーが多かったね」と対戦を振り返っていた。

構成●ダンクシュート編集部

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