211cm・110kgのアデトクンボに対し、198cm・104kgのグリーンは明らかに上背で劣る。ただ、グリーンは相手の癖や得意なプレーを記憶し、当たり負けしないパワーと的確なフットワーク、そして高度なバスケットボールIQから生まれる絶妙なポジショニングで身長差を難なくカバーしてしまう。
今季のグリーンは55試合の出場で平均9.1点、6.1リバウンド、5.7アシスト、1.40スティール、1.11ブロックとオールラウンドな数字を残しているが、本人は2016-17シーズンに獲得した最優秀守備選手賞(DPOY)を再び狙えると強く信じているようだ。
「俺たちがこのまま勝ち続けて終えることができれば、間違いなくそうなるさ。今のリーグを見た時、俺よりもディフェンス面でゲームにインパクトを与えているヤツは多くない。それに、俺みたいなやり方で相手チームのオフェンスを完璧に断ち切るヤツだってほとんど存在しない。だから1000%だな」
MVPやDPOYなど、NBAのアウォードは選手間投票ではなく、現地記者や放送関係者たちの投票で決定する。そのため、該当しそうな選手のスタッツやソーシャルメディアに出回っている好プレー集も、少なからず影響を及ぼすことになる。
今季のDPOYレースは、途中まで本命と目されていたヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)が右肩の深部静脈血栓症によって戦線離脱。現状ではリーグトップの平均3.03スティールを誇るダイソン・ダニエルズ(アトランタ・ホークス)、クリーブランド・キャバリアーズの歴史的快進撃を支えるエバン・モーブリー、ディフェンシブ・レーティング106.1でリーグトップを誇るオクラホマシティ・サンダーのルージェンツ・ドートが有力候補となっている。
「俺はまたあの賞が欲しい。まだ引退しちゃいないんだ。俺にはまだチャンスがある」と語るグリーンにとって、バックス戦の“アデトクンボ完封”は大きな追い風になるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
本命ウェンバンヤマ離脱となった今季のDPOY争いの行方は?新候補が並ぶなか、ヤニスは相棒ビッグマンを推挙<DUNKSHOOT>
今季のグリーンは55試合の出場で平均9.1点、6.1リバウンド、5.7アシスト、1.40スティール、1.11ブロックとオールラウンドな数字を残しているが、本人は2016-17シーズンに獲得した最優秀守備選手賞(DPOY)を再び狙えると強く信じているようだ。
「俺たちがこのまま勝ち続けて終えることができれば、間違いなくそうなるさ。今のリーグを見た時、俺よりもディフェンス面でゲームにインパクトを与えているヤツは多くない。それに、俺みたいなやり方で相手チームのオフェンスを完璧に断ち切るヤツだってほとんど存在しない。だから1000%だな」
MVPやDPOYなど、NBAのアウォードは選手間投票ではなく、現地記者や放送関係者たちの投票で決定する。そのため、該当しそうな選手のスタッツやソーシャルメディアに出回っている好プレー集も、少なからず影響を及ぼすことになる。
今季のDPOYレースは、途中まで本命と目されていたヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)が右肩の深部静脈血栓症によって戦線離脱。現状ではリーグトップの平均3.03スティールを誇るダイソン・ダニエルズ(アトランタ・ホークス)、クリーブランド・キャバリアーズの歴史的快進撃を支えるエバン・モーブリー、ディフェンシブ・レーティング106.1でリーグトップを誇るオクラホマシティ・サンダーのルージェンツ・ドートが有力候補となっている。
「俺はまたあの賞が欲しい。まだ引退しちゃいないんだ。俺にはまだチャンスがある」と語るグリーンにとって、バックス戦の“アデトクンボ完封”は大きな追い風になるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
本命ウェンバンヤマ離脱となった今季のDPOY争いの行方は?新候補が並ぶなか、ヤニスは相棒ビッグマンを推挙<DUNKSHOOT>
関連記事
- 本命ウェンバンヤマ離脱となった今季のDPOY争いの行方は?新候補が並ぶなか、ヤニスは相棒ビッグマンを推挙<DUNKSHOOT>
- 「得点やシュート本数なんてどうでもいい」新天地ウォリアーズで躍動するバトラー「俺は勝つためだけにここへやって来た」<DUNKSHOOT>
- カニングハムの劇的弾に沈んだヒート。17年ぶりの9連敗も、「次の試合へ向けて前進していく」とヒーロー<DUNKSHOOT>
- 河村勇輝が16得点、6アシストで連敗ストップに貢献!3P成功率はGリーグで自己ベストの80%を記録<DUNKSHOOT>
- 「スタッツなんて全く気にしていない」米識者がバトラーを称賛「彼がこなしているのは2015年のイグダーラそのもの」<DUNKSHOOT>