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NBA

「スタッツなんて全く気にしていない」米識者がバトラーを称賛「彼がこなしているのは2015年のイグダーラそのもの」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.03.19

シモンズは、現在のバトラー(左)を2015年にウォリアーズを40年ぶりの優勝に導き、ファイナルMVPを獲得したイグダーラ(右)に重ねた。(C)Getty Images

シモンズは、現在のバトラー(左)を2015年にウォリアーズを40年ぶりの優勝に導き、ファイナルMVPを獲得したイグダーラ(右)に重ねた。(C)Getty Images

 現地時間3月17日(日本時間18日、日付は以下同)、7連勝と波に乗るゴールデンステイト・ウォリアーズが、ホームのチェイス・センターでデンバー・ナゲッツと対戦した。

 ナゲッツは今季平均トリプルダブル(29.1点、12.8リバウンド、10.3アシスト)に1.8スティールをマークする大黒柱のニコラ・ヨキッチが右ヒジ打撲と左足首の可動域制限、さらにはチーム2位の平均21.5点に3.8リバウンド、6.1アシスト、1.4スティールを残すジャマール・マレーが左ヒザ炎症、平均15.2点、5.0リバウンドを記録するクリスチャン・ブラウンも左足炎症で欠場を強いられた。

 戦前はステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーン、ジミー・バトラーの3本柱が出場したウォリアーズ優勢かと思いきや、ナゲッツはラッセル・ウエストブルック、アーロン・ゴードン、マイケル・ポーターJr.が軸になってリバウンドで53-38と差をつけ、敵地で114-105で勝利を収めた。

 ナゲッツはゴードンがゲームハイの38得点に6リバウンド、3アシスト、ポーターJr.が21得点、10リバウンド、5アシスト、2スティールとフォワード陣が奮闘。そして両チーム最長の42分12秒コートに立ったウエストブルックが12得点、12リバウンド、16アシストのトリプルダブルに3スティール、2ブロックの大暴れ。
 
 敗れたウォリアーズではバトラーが23得点、8リバウンド、6アシスト、2スティール、カリーが20得点、4リバウンド、7アシスト、3スティール、ゲイリー・ペイトン二世が18得点、3スティール、ジョナサン・クミンガが13得点、4アシスト、グリーンが10得点、6リバウンド、5アシスト、3スティール、5ブロックを残した。

 ウォリアーズはバトラーが出場した試合で2敗目を喫したが、それでも16試合で14勝2敗(勝率87.5%)と依然として高い勝率を残している。

 この試合を終えてウォリアーズはウエスタン・カンファレンス6位の39勝29敗(勝率57.4%)。7位のミネソタ・ティンバーウルブズ(40勝30敗/勝率57.1%)とはゲーム差なしだが、プレーオフへ自動的に出場可能な位置にいるため、現時点でバトラー獲得は正解だったと言っていい。

 そうした中、『The Ringer』の創設者で“スポーツガイ”の異名を持つビル・シモンズが17日に自身のポッドキャスト番組を更新。2月のトレード期限で、噂されていたケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)ではなく、バトラーを獲ったウォリアーズの動きを称えていた。
 
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