ただ、過去の2人はどちらもオールスター前の直近1か月以上を欠場していたため、選出漏れも致し方ない部分もある。そういった意味では、ビールとブッカーが外れたのは異例と言えるだろう。
ここ数年、HC投票によるリザーブ選手の選考は、プレーオフ出場圏内(各カンファレンス8位以内)、あるいは勝率5割以上を残しているチームのプレーヤーが選ばれる傾向が強い。
ビールとブッカーはともにガード部門でノミネートされていた。イースタン・カンファレンスの控えを務めるバックコートの選手は、カイル・ラウリー(トロント・ラプターズ)、ベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)にジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)と、いずれも上位の成績を残すチームのスターがメンバー入り。ウエストもドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)、ラッセル・ウエストブルック(ヒューストン・ロケッツ)、クリス・ポール(オクラホマシティ・サンダー)と、勝率5割以上のチームからリザーブが選出されている。
ガード部門で唯一、負け越しのチームから控えに選ばれたのはデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)。ただリラードとブッカーを比較すると、インパクトの面で前者に軍配が上がるのは明らかだ。ウエストはタレントが豊富でハイレベルなだけに、結果としては仕方ないと言っていいだろう。
この悔しい思いを胸に、ビールとブッカーには個人、チームとも文句なしの成績を残し、来季こそオールスターに出場してほしいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【名場面PHOTO】ジョーダン最後のオールスター、コビー81得点、カーターの豪快ダンク……1999-2019 NBA名場面集
ここ数年、HC投票によるリザーブ選手の選考は、プレーオフ出場圏内(各カンファレンス8位以内)、あるいは勝率5割以上を残しているチームのプレーヤーが選ばれる傾向が強い。
ビールとブッカーはともにガード部門でノミネートされていた。イースタン・カンファレンスの控えを務めるバックコートの選手は、カイル・ラウリー(トロント・ラプターズ)、ベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)にジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)と、いずれも上位の成績を残すチームのスターがメンバー入り。ウエストもドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)、ラッセル・ウエストブルック(ヒューストン・ロケッツ)、クリス・ポール(オクラホマシティ・サンダー)と、勝率5割以上のチームからリザーブが選出されている。
ガード部門で唯一、負け越しのチームから控えに選ばれたのはデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)。ただリラードとブッカーを比較すると、インパクトの面で前者に軍配が上がるのは明らかだ。ウエストはタレントが豊富でハイレベルなだけに、結果としては仕方ないと言っていいだろう。
この悔しい思いを胸に、ビールとブッカーには個人、チームとも文句なしの成績を残し、来季こそオールスターに出場してほしいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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