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NBA

死闘が続くナゲッツvsクリッパーズのプレーオフ1回戦。運命の第7戦を前にハーデンは「もう勝つか(負けて)家に帰るかなんだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.05.04

 他の布陣と比較して、この組み合わせで戦えばハーデンとレナードにより多くのスペースが与えられ、両選手がアタックすることが容易になる。6戦連続で20得点以上を奪っているレナードもそうだが、この布陣で最も恩恵を受けたのはハーデンだろう。

 第4戦で15得点、11アシスト、2スティール、2ブロック、第5戦ではフィールドゴール成功率33.3%(3/9)の計11得点に8リバウンド、5アシスト、2スティールに終わっていたものの、第6戦で同50.0%(10/20)でショットを決め切った。

 このチームで司令塔を務めるハーデンは、これまでのプレーオフで何度も30、あるいは40得点以上を奪ってきた実績があり、相手からすれば絶対にリズムに乗せたくない爆発力の持ち主。

 指揮官は第6戦のハーデンを「1対1でアタックを続けるいい仕事をしていたと思う。今夜の我々のスペーシングは実に良いものだった。彼はペイントへ侵入して点も取れていた。彼には1対1を仕掛けて、得意のスポットでやることを許可していた」と評していた。

 ハーデン自身も、崖っぷちの状況で臨んだ第6戦をこう振り返っていた。
 
「もう勝つか(負けて)家に帰るかなんだ。俺たちは今夜もいくつかミスをしてしまった。けど自分たちがディフェンスとオフェンスの両方で見せたエナジーと攻撃性は、(過去2試合とは)違うものだった。それは俺から始まっていくものなんだ」

 ナゲッツとクリッパーズ。プレーオフの1回戦でどちらかが姿を消すのは残念でならないほどの素晴らしい2チームではあるが、3日の第7戦の勝者が次のラウンドへ進み、敗者はオフシーズンとなる。

「あとはもう映像を観て、自分がもっと上手くできることを続けられるようにしていく。それをあともう1試合やるだけ」と意気込んだハーデン。激戦の予感が漂うシリーズ最終戦を制し、ウエスト第1シードのオクラホマシティ・サンダーが待つカンファレンス・セミファイナルへと駒を進めるのはどちらのチームになるのか必見だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

【PHOTO】巧みなステップでディフェンダーを圧倒!超絶スコアラー、ジェームズ・ハーデンのキャリアを振り返り!
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