『TNT』のハイライト番組『INSIDE THE NBA』の中でも、ご意見番のチャールズ・バークレーがヨキッチの変化について熱弁を振るっていた。

「いまやジョーカー（ヨキッチ）はチームの指揮を執っている。それに以前よりも情熱や感情をむき出しにするようになった。それらはすべて、この１か月間で起こったことだ。 我々はこのチームを何年も見てきているが、ジョーカーは感情を一切見せないタイプだったし、こうした姿を見ることはほとんどなかった。けれどこの１か月で 彼はそれをやっている。 自分たちは勝ち続けるんだ、と言っているような感じだ。彼はチームで唯一コンスタントな存在でもあるからね。見ていて素晴らしいよ」
  　もともと少年時代から傑出していたヨキッチの才能とは、パスやシュートよりもコートビジョンだった。まるでチェスの名手のように、２手、３手先のコート上の状況を予測することができたことで、運動量は少なくとも効果的なプレーを連発していた。

　その才はこれまでも遺憾なくプレーに活かされていたが、マローンHCの解任後、リーダーの責任をより感じる中で、よりチーム全体とシェアしようという意識が高まってきているようだ。

文●小川由紀子

【NBA】ナゲッツが大逆転で首位サンダーに先勝！Ｃセミファイナルは３カードが下位シードの白星スタートに＜DUNKSHOOT＞

サンダーとのウエスト準決勝を前に、ウエストブルックが古巣への想いを語る「彼らとは互いに愛し合っているんだ」＜DUNKSHOOT＞

「外野がどう言おうと気にすることはない」ニックスが“有言実行”の戦いで王者セルティックスに先勝！＜DUNKSHOOT＞