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NBA

【NBA】ウォリアーズ指揮官がプレーオフの過密日程に苦言「不満の声が上がるのは、もっともなこと。でも彼らが耳を傾けることはない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.05.29

 プレーオフのスケジュールにおいて、特定のチームだけ有利に働くことはなく、シリーズを早々に終えたチームだけが、次のラウンドまでを休養にあてることができる。

 そのため、1回戦を第7戦まで戦ったウォリアーズにとって厳しい日程になったことは仕方のない事実。ただ、指揮官はテレビ放映やスポンサー契約など、リーグ運営の裏側を突いてこう指摘していた。

「(激戦の連続による選手の)消耗やスケジューリングについて不満の声が上がるのは、もっともなことだと思う。でも彼ら(リーグ)がそうした声に耳を傾けることはない。なぜならそこには莫大なお金が絡んでいるからだ。

 私は現在のリーグを運営する人たちがこの莫大なお金を手放すとは思えない。そこが問題なんだ。選手たちが誰もケガをせず、生き延びることを望むのであれば、これが健康的で持続可能な方法でないことは周知の事実だ」
 
 カーHCの発言は、絶対的な中心選手のカリーが負傷離脱してしまった今プレーオフのことだけが原因ではない。彼は以前にもレギュラーシーズンの連戦によるケガのリスクを懸念し、82試合から72試合へ短縮することを提案していた。

 NBAは来季から、11年間で総額760億ドル(約12兆3120億円)という超巨額な放映権契約が適用される。そのことでスケジュールに何らかの変化は起こるのか。カーHCの言うように、選手たちの健康面や安全性が第一に考慮されることを願いたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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