ディフェンスはメンタルで、リバウンドや努力はハッスル・メンタリティだ。彼はアイソレーションやピック＆ロールに対するディフェンスの仕方を学ぶ必要がある。体重とは関係ない」

　198cm・104kgのドンチッチだが、マーベリックス時代には２年連続で体重117.9㎏でトレーニングキャンプに現われたこともあったように、ウェイトオーバーの常習犯。識者やファンの間で身体作りを本格的に見直すべきとの声が強まる時期もあった。しかし、ピアースは「彼の問題は体重じゃない」と改めて強調する。

「300ポンド（約136kg）だったとしても、平均30点、８リバウンド、８アシストの成績を残してくれるのならば私はそれでいい。シャック（シャキール・オニール／元レイカーズほか）はフリースローを決められなかったが、それでも彼は他のすべてを与えてくれた。
  　ルカはシェイプの問題に関係なく、自分のポジション（ポイントガード）の選手を守れない。オフェンスではボールを握り、あらゆることができるが、ディフェンスのためのエネルギーを備えていない。身体を絞ったとしても、メンタリティが足りないんだ」

　26歳にして将来の殿堂入りがすでに有力なドンチッチだが、守備でも一皮剥けることができるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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