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NBA

ドンチッチとヤニスがユーロバスケット2025参戦へ!ヨキッチは「コーチや代表の主力選手たちと話し合って決める」<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.05.30

ドンチッチは前回のユーロバスケ2022にも出場し、大会4位の平均26.0点をマークしている。(C)Getty Images

ドンチッチは前回のユーロバスケ2022にも出場し、大会4位の平均26.0点をマークしている。(C)Getty Images

 今夏、ラトビア、フィンランド、キプロス、ポーランドの4か国共催で開催されるユーロバスケット2025。欧州王者を決める大会に、ルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)がスロベニア代表の一員として出場すると、同国バスケットボール連盟のマテイ・エルジャバッツ会長が、地元テレビ局のインタビューで明言した。

 ドンチッチ自身は、これまでまだ公に出場の意思を表明していなかったが、エルジャバッツ会長は、「もちろん、彼の答えは常に”イエス”だ」と回答。ドンチッチが常に代表活動に前向きであることをあらためて示した。

 会長はドンチッチが所属するレイカーズのロブ・ペリンカGM(ゼネラルマネージャー)とも話をし、「ルカは君たちのものだ」と、快く承諾を得たことも明かしている。

 4月末にNBAのシーズンを終えたドンチッチは現在、13歳から19歳まで過ごした第2の故郷とも言えるスペインのマドリードに滞在中で、古巣であるレアル・マドリーのリーグ戦をコートサイドで観戦したり、レアルのトレーニング施設で、レイカーズのTシャツ姿で練習する姿を自身のSNSに投稿している。

 スロベニア代表への思い入れが強いドンチッチだけに、ユーロバスケットの舞台で躍動するのを心待ちにしていることだろう。同じグループには難敵フランスがいるが、彼らとは前回の22年大会でも対戦。この時はドンチッチが47得点、7リバウンド、5アシストというモンスタースタッツを叩き出し、88-82で勝利している。
 
 そのほか、NBAでプレーするスーパースター勢では、ギリシャ代表のヤニス・アテトクンボ(ミルウォキー・バックス)は、「健康状態が良好であれば」と前置きしながらも、早々に参戦の意思を表明している。
 
 ヤニスは、23年から代表チームを率いる同国のレジェンド、ヴァシリス・スパノーリスを敬愛し、「コーチは、自分をコンフォートゾーンから抜け出すよう刺激してくれる。常に緊張感を持ち続けるよう指導してくれたり、プレースタイルにも影響を与えてくれる」と、絶大な信頼を寄せている。

 常に欧州のバスケ大国の一角を占めながら、ギリシャの国際大会での栄誉は09年のユーロバスケットでの銅メダルが最後。14年にヤニスがシニアチームに加入してからはまだ一度も表彰台を経験していない。

 今回もスペイン、イタリアなど強豪国と同組だけに厳しい戦いになりそうだが、ヤニスは、「スパノーリス・コーチは強力なチームを作ってくれるはずだ。そこで自分たちは努力を惜しまず、最善を尽くす」と抱負を口にしている。
 
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