そしてこれは、名パサーだったマジック自身が現役時代に意識していたことだという。
「自分もセルティックス戦ではそうしたプレーが必要だった。ほかのシリーズではもっと気楽にプレーできたが、セルティックス戦ではそうはいかなかった。彼らとの対戦では、15~20アシストは確保しながら、得点も決める必要があった。
だから彼(ハリバートン)にとってもこの点が重要になる。彼も同じように、OKC相手に自身が得点して、仲間たちのために場を整えてやることが必要なんだ」
マジックがロサンゼルス・レイカーズを牽引していた時代のセルティックスとの複数回にわたる頂上争いは、80年代を代表する名勝負としてNBA史に刻まれている。とりわけカリーム・アブドゥル・ジャバー直伝のフックシュートを炸裂させた1987年のファイナルでは、マジックは平均13.0アシストに加え、26.2点をマークして、レイカーズを優勝に導いている。
スコアを稼ぐ目的だけでなく、周りをリラックスさせ、自分たちのテンポをセッティングするための得点。確かに、エースプレーヤーの得点がコンスタントに決まっていると、他の選手たちが安心感を持ってシュートを打てるという心理作用もある。
とはいえ、相手はリーグNo.1のレーティングを誇るディフェンス自慢のサンダーだ。第4戦はハリバートンが18得点でペイサーズが敗れ、今季のファイナルは最終的にどちらが勝つのかまったく予想がつかない接近戦となっている。
文●小川由紀子
「自分もセルティックス戦ではそうしたプレーが必要だった。ほかのシリーズではもっと気楽にプレーできたが、セルティックス戦ではそうはいかなかった。彼らとの対戦では、15~20アシストは確保しながら、得点も決める必要があった。
だから彼(ハリバートン)にとってもこの点が重要になる。彼も同じように、OKC相手に自身が得点して、仲間たちのために場を整えてやることが必要なんだ」
マジックがロサンゼルス・レイカーズを牽引していた時代のセルティックスとの複数回にわたる頂上争いは、80年代を代表する名勝負としてNBA史に刻まれている。とりわけカリーム・アブドゥル・ジャバー直伝のフックシュートを炸裂させた1987年のファイナルでは、マジックは平均13.0アシストに加え、26.2点をマークして、レイカーズを優勝に導いている。
スコアを稼ぐ目的だけでなく、周りをリラックスさせ、自分たちのテンポをセッティングするための得点。確かに、エースプレーヤーの得点がコンスタントに決まっていると、他の選手たちが安心感を持ってシュートを打てるという心理作用もある。
とはいえ、相手はリーグNo.1のレーティングを誇るディフェンス自慢のサンダーだ。第4戦はハリバートンが18得点でペイサーズが敗れ、今季のファイナルは最終的にどちらが勝つのかまったく予想がつかない接近戦となっている。
文●小川由紀子
関連記事
- 「インディアナは彼がアグレッシブになると強い」元選手がハリバートンに“セルフィッシュなプレー”を要求<DUNKSHOOT>
- 【NBAファイナル】サンダーがペイサーズとの激闘を制し、シリーズを2勝2敗のタイに!SGAが35得点&勝負所で躍動<DUNKSHOOT>
- 【NBAファイナル】ペイサーズの名将が信頼を置く“2人の異質なPG”。2011年マブズの再現なるか<DUNKSHOOT>
- 「全盛期のマジック、マイク(ジョーダン)、バードを全員倒した唯一の男」。シカゴ出身のローズが語る“真のGOAT”<DUNKSHOOT>
- 「スーパースター」にふさわしい活躍!ハリバートンが今POで4本目、全シリーズで“ラスト5秒以内のクラッチショット”を決める<DUNKSHOOT>