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NBA

ナゲッツに新加入したヴァランチュナスの“去就問題”が決着。本人が明言「タイトル獲得に向けて全力を尽くす」<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.07.24

 ヴァランチュナスは、2019年の2月にメンフィス・グリズリーズにトレードされたのを皮切りに、ニューオリンズ・ペリカンズ、ワシントン・ウィザーズ、そして今年2月から在籍したキングスと、直近7年間で5球団を転々とした。ワシントンからサクラメントへの転居には家族は帯同せず、子どもの教育を理由に単身赴任することを決め、家族はリトアニアに帰していた。

 今年5月にアブダビで行なわれたユーロリーグのファイナル4の会場に姿を現わしたヴァランチュナスは、ファンの熱狂的な応援や会場の熱い雰囲気を肌で感じ、それもパナシナイコスの誘いを真剣に検討する要因となっていた。

 しかしナゲッツ側が、ヴァランチュナスの契約を尊重することを発表したのを受けて、本人も『Basketnews』の取材に対して来季の去就を明確に示した。

「デンバーが私を保有することを決定した今、来シーズンの去就について、はっきりとお伝えしておきたい。故郷に近いパナシナイコスでプレーすることは私にとっては非常に魅力的なものだったが、それはまたの機会を待つことにしよう。私はナゲッツとの契約を全うし、タイトル獲得に向けて全力を尽くす」
 
 さらに「ヨキッチに7~12分くらいの休憩を与えてあげられたらと思っているよ」と、大黒柱のバックアップ役への意気込みも語っている。

 アデルマンHCは、セカンドユニットの選手たちは実力でプレータイムを勝ち取る必要があると述べているが、同時に、ヴァランチュナスに対する期待も滲ませている。

「我々は、彼ら(新加入選手たち)がキャリアを通じて成し遂げてきたことに非常に期待している。彼らには大いに競争を繰り広げてほしいと思っている。そしてそれはオープンな競争になる。若い選手たちもそれを理解していることを願っている。彼ら全員がヨナスを軸としてプレーしていくことになるだろう」

 211cmのサイズを誇り、キャリアを通じて平均13.1点、9.3リバウンドを記録するヴァランチュナスは、ヨキッチのバックアッパーとしては理想的。ナゲッツのタイトル奪還に向けた重要なピースとなることだろう。

文●小川由紀子
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