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NBA

現代NBA最高のスコアラー、デュラントを輩出したテキサス大バスケットボール部の歩み【名門カレッジ史】

出野哲也

2020.02.28

ターナーをはじめ、近年は優秀なビッグマンを多く輩出している。(C)Getty Images

ターナーをはじめ、近年は優秀なビッグマンを多く輩出している。(C)Getty Images

 オルドリッジと入れ替わりに入学してきたのがケビン・デュラント。06-07シーズン、この細身のフォワードは天才的なシュート力を発揮する。

 平均25.8点、11.1リバウンドはいずれも全米4位。テキサス大ではフォード以来、そして1年生としては史上初となる、ネイスミス/ウッデン賞の両獲りを果たすと、1年だけでキャンパスを去り、NBAでのスター街道を歩み始める。

 オクラホマシティ・サンダー時代には4度の得点王に輝き、16-17シーズンからゴールデンステイト・ウォリアーズへ活躍の場を移すと、17、18年と2年連続でファイナルMVPを受賞。ブルックリン・ネッツへ移籍した今季は、昨年のファイナルで負ったアキレス腱断裂のリハビリに専念している。

 デュラントの同級生であるDJ・オーガスティン(オーランド・マジック)、ダミアン・ジェームズ(元ネッツほか)、デクスター・ピットマン(元マイアミ・ヒートほか)は学校に残り、08年のトーナメントで準々決勝まで進出。オーガスティンが抜けた09年にはエイブリー・ブラッドリーとジョーダン・ハミルトン(元デンバー・ナゲッツ)が入学し、APランキング1位となるも、トーナメントでまさかの初戦敗退を喫してしまった。

 ブラッドリーは10年のドラフトで1巡目19位指名を受けセルティックスに入団した。ディフェンス面で頭角を現わし、15-16シーズンはオールディフェンシブ1stチームに選出されている。
 
 ブラッドリーが抜けた10-11シーズンはトリスタン・トンプソン(キャブズ)と、コーリー・ジョセフ(キングス)のカナダ人コンビが入学。このように毎年好素材が入学するものの、彼らもデュラントやブラッドリーと同様に1年しか在学しなかった。これはテキサス大だけではなく、今やどの大学にも共通する悩みではあるが、こうしたことも理由で継続的な強さを維持できず、13年には15年ぶりとなるシーズン負け越しを喫し、トーナメント進出を逃している。

 バーンズは14-15シーズンを最後に退任。後を受けたシャカ・スマートの下でも低迷は変わらず、ここ3年でトーナメントに出たのは一度だけ、それも1回戦で姿を消している。

 バーンズの最後の教え子となったマイルズ・ターナーはペイサーズに入団し、18-19シーズンに平均2.69本でブロック王のタイトルを獲得。ジャレット・アレン(ネッツ)も今季は平均得点とリバウンドでダブルダブルに近い数字を残している。19年ドラフトの1巡目8位でニューオリンズ・ペリカンズ入りしたジャクソン・ヘイズも含め、有能な若手センターをNBAに送り出し続けているが、そろそろチームとしても確固たる戦績を収めたいところだ。

文●出野哲也

※『ダンクシュート』2016年8月号掲載原稿に加筆・修正。

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