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NBA

NBAプレーオフを老舗メディアがシミュレート!ファイナルはバックス対レイカーズ、果たして勝者は?

秋山裕之

2020.04.08

プレーオフでの初対決が期待されるレイカーズ対クリッパーズ。豪快戦力のぶつかり合いは、どちらに軍配が上がるか。(C)Getty Images

プレーオフでの初対決が期待されるレイカーズ対クリッパーズ。豪快戦力のぶつかり合いは、どちらに軍配が上がるか。(C)Getty Images

<カンファレンス・ファイナル シミュレーション結果>
■イースト
①バックス  4-3 ③セルティックス

■ウエスト
①レイカーズ 4-3 ②クリッパーズ

 どちらも第7戦までもつれる激闘という、誰もが見てみたい展開に。バックスはセルティックスが講じる5アウトのシステムに苦しむかもしれない点、テイタムがアデトクンボに対して1対1で対抗できるポテンシャルがあることに注目。だが昨季のイースト決勝(対ラプターズ)で2連勝から4連敗という悔しい経験を糧に成長を遂げたバックスが、最終戦の末にNBAファイナルへの扉を叩くと予想される。

 ウエストの頂上決戦は、2018年(ゴールデンステイト・ウォリアーズ対ロケッツ)のように、事実上のNBAファイナルとして記憶されるシリーズになるかもしれない。レブロン・ジェームズとレナードという地球上のトップ2プレーヤーがいるばかりか、おそらくトップ10のうち4人(アンソニー・デイビスとポール・ジョージ)が同一シリーズで競い合うこととなる。3月8日に行なわれた今季第3戦では、レイカーズはサイズを生かしてゲームをスローな展開へと持ち込み、ようやくクリッパーズから今季初白星を挙げた。一昨季まで8年連続でファイナルの舞台に立ったレブロンは、再び頂上決戦の地へ勝ち進むことになりそうだ。
 
<NBAファイナル シミュレーション結果>
レイカーズ 4-2 バックス

 最強プレーヤーの称号がレブロンからアデトクンボの手に渡る、世代交代の年となるのか? いや、それはまだだろう。レイカーズが誇るサイズはアデトクンボをスローダウンさせるに十分であり、デイビスはロペス兄弟(ブルック&ロビン)を相手に大暴れすることだろう。

 また新たなチャンピオンリングを手にすることで、レブロンはNBA史に名を残す最高の選手になるかもしれない。10度のファイナル進出で4つの優勝を勝ち取るだけでなく、異なる3チームで優勝すれば、間違いなく歴史的な快挙となる。

 今後、NBAがシーズンを再開するのか、そしてプレーオフを通常の7戦シリーズで行なうのかは、現時点では誰にもわからない。だがこのシミュレーションを見ていると今年のプレーオフも好カードが目白押しなだけに、ぜひとも実現してほしいと、世界中のNBAファンや関係者、何より選手たちは心底願っているのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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