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NBA

引退から12年。クリス・ウェバーは殿堂入りに値するか?キングス時代の戦友は「疑いようがない」と全面支持

秋山裕之

2020.05.28

ウェバー在籍時のキングスはすべてのシーズンでプレーオフに進出。優勝こそできなかったが、個性的なタレントを擁し強豪の地位を築いた。(C)Getty Images

ウェバー在籍時のキングスはすべてのシーズンでプレーオフに進出。優勝こそできなかったが、個性的なタレントを擁し強豪の地位を築いた。(C)Getty Images

「彼が残してきた数字とキャリアを見れば、殿堂入りする選手だと思う。サクラメントでNBAチャンピオンになることはできなかったけど、俺たちに栄光をもたらしてくれた」

 キングスで主にエースストッパーとして活躍したダグ・クリスティも、ウェバーの殿堂入りを後押しする1人だ。「僕の意見ではあるけど、疑いようがないね」と切り出すと、「チーム全体がアンセルフィッシュになるべく、基準を示してくれたんだ」と評している。
 
 ウェバー、ジャクソン、クリスティ。さらにはマイク・ビビー、ブラデ・ディバッツ、ペジャ・ストヤコビッチ、スコット・ポラード、ヒドゥ・ターコルーら役者が揃っていた当時のキングスは、リック・アデルマンHC(ヘッドコーチ)の下、流麗なボールムーブメントで選手たちが動き回り、コート上のどこからでも点を取ることができるオフェンスを武器に強豪へのし上がった。

 その中心として得点にアシストにと八面六臂の活躍を見せ、チームメイトたちの力を存分に生かしていたのが、ほかならぬウェバーだった。引退から12年が経った今、殿堂入りへ道のりは険しいかもしれないが、その資格は十二分にあるはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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