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NBA

ピストンズの「歴代ベスト5」ガード&ビッグマンは“バッドボーイズ”が独占!残る1人は?〈DUNKSHOOT〉

杉浦大介

2021.03.25

【パワーフォワード】
デニス・ロッドマン
1961年5月13日生。201cm・95kg
在籍期間:7シーズン(1986~93)
成績:549試合、平均8.8点、11.5リバウンド、1.3アシスト

 ビッグマンの選出は極めて難しく、PF、センターではベン・ウォーレス、ラシード・ウォーレスという00年代の黄金期を支えた勇者たちや、リバウンド王を3度獲得した現役のアンドレ・ドラモンドも候補となるのだろう。在籍期間は短かったが、近年ではブレイク・グリフィンのダイナミックなプレーもインパクトがあった。そんな中で、選者の好みにもよるのかもしれないが、ここでは90、91年に2年連続で最優秀守備選手賞を獲得したロッドマンを選びたい。91-92シーズンは18.7リバウンド、翌シーズンは18.3リバウンドでスタッツ王にも輝いた。得点力こそ他のレジェンドたちに劣っても、ディフェンスとリバウンド力は最高級。“バッドボーイズ”の中でも一部から「トーマスに次いで2番目に重要かもしれない」と称されたほど不可欠な選手だった。
 
【センター】
ビル・レインビア
1957年5月19日生。211cm・111kg
在籍期間:13シーズン(1982~94)
成績:937試合、平均13.5点、10.1リバウンド、2.1アシスト

“バッドボーイズ”に偏重しすぎだという批判を受けてしまうかもしれない。ただ、上記したベン・ウォーレスやドラモンド、あるいはオールスター8度のボブ・レイニアーと比べても、どうしてもレインビアの方に魅力があるように思えてしまうのだから仕方ない。運動能力には恵まれていなくても、判断力とポジション取りのうまさでコンスタントにリバウンドを稼ぎ、守備で貢献するセンターだった。さらに83年~91年まで毎年平均2桁得点を残したことが示す通り、オフェンス力も備え、当時としては数少なかったロングジャンパーが得意なビッグマンだったことも特筆されるべきだろう。ロッドマン同様、ラフプレーが多く、味方に愛され、相手チームには嫌われた典型的なヒール。絵に書いたような悪役だったが、リーグ史を彩る名物プレーヤーだったことは誰も否定できないはずだ。

文●杉浦大介

【PHOTO】ロッドマン、ジョーダン、アイバーソン、シャック…NBA史に残る偉大なレジェンドたち!
 
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