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NBA

ピストンズの「歴代ベスト5」ガード&ビッグマンは“バッドボーイズ”が独占!残る1人は?〈DUNKSHOOT〉

杉浦大介

2021.03.25

【シューティングガード】
ジョー・デュマース
1963年5月24日生。191cm・86kg
在籍期間:14シーズン(1985~99)
成績:1018試合、平均16.1点、2.2リバウンド、4.5アシスト

 トーマスと名デュオを形成した好シューターであり、マイケル・ジョーダンをも苦しめた名ディフェンダー。オールスター6度、オールディフェンシブチーム選出4度と実績は輝かしいものがあり、特に89年のファイナルでは平均27.3点をあげてMVPにも選ばれた。気性の激しい選手が多かった“バッドボーイズ”の中では毛色の違う好漢であり、リーグ全体からリスペクトを勝ち得たことでも知られる。また、引退後はフロントでも辣腕を振るい、2000年代の黄金期の影の立役者になった。ピストンズでの9年間で平均18.4点を残したリチャード・“リップ”・ハミルトンも忘れられない役者だが、やはりここではデュマースを推したい。
 
【スモールフォワード】
グラント・ヒル
1972年10月5日生。203cm・102kg
在籍期間:6シーズン(1994~2000)
成績:435試合、平均21.6点、7.9リバウンド、6.3アシスト

 2度の黄金期(80年代後半、00年代中期)に挟まれた時代のピストンズに属したことで印象はやや薄くなったが、それでもデトロイトでプレーしていた頃のヒルは正真正銘のスーパースターだった。94年ドラフト1巡目3位で入団すると、1年目にいきなり平均19.9点、6.4リバウンド、5.0アシストを残してジェイソン・キッドとともに新人王を獲得。その年はオールスターのファン投票でもトップの票数を集めており、当時の人気と勢いが窺い知れる。2年目以降も順調に成長を続け、95~98年に4年連続でオールスターに選ばれた頃には“ネクスト・ジョーダン”とも称された。00年にマジックに移籍以降はケガに苦しみ、結果的にピークは長いとは言えなかった。だからこそ、ヒルが最も輝いていたピストンズ時代のオールラウンドなプレー(トリプルダブル29回はフランチャイズ最多記録)を懐かしく思い出すというファンは多いのではないか。
 
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