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NBA

ホークスの「歴代ベスト5」ペティット、ウィルキンスら居並ぶレジェンドたちの間に、2000年代から割って入ったのは…<DUNKSHOOT>

杉浦大介

2021.04.25

【パワーフォワード】
ボブ・ペティット
1932年12月12日生。206cm・93kg
在籍期間:11シーズン(1954~65)
成績:792試合、平均26.4点、16.2リバウンド、3.0アシスト

 ホークスのみならず、リーグ史上でも最高級のパワーフォワードと評されるペティットは、チーム一筋で12シーズンをプレー。平均26.4点、16.2リバウンドという数字を見ればその偉大さは明白で、オールスター11度、MVP2度、新人王、オール NBA1stチーム入り10度など、数々の勲章を手に入れた。

 何より、1958年のファイナル第6戦で50得点と大爆発し、当時王朝を築こうとしていたセルティックスを撃破。チームを史上唯一の優勝に導いたことは特筆されて然るべきだろう。1970年には当然のように殿堂入り。背番号9は永久欠番として、ステイトファーム・アリーナの天井に飾られている。
 
【センター】
ゼルモ・ビーティ
1939年10月25日生。206cm・102kg
在籍期間:7シーズン(1962~69)
成績:501試合、平均17.4点、11.2リバウンド、1.5アシスト

 9シーズン連続でのプレーオフ進出に大きく貢献したアル・ホーフォードや、在籍中に2度もディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞したディケンベ・ムトンボも捨てがたい。しかし、ここではやはり1960年代のチームで安定して平均20点、10リバウンドを叩き出したビーティを選ぶべきだろう。

 出場試合数、プレータイム、得点、リバウンド、アシストはすべてホークスのセンターとして歴代トップ3。1968-69シーズンには平均21.5 点、11.1リバウンドと優れた数字をマークし、1966、68年にはオールスターにも選出された。

 ちょうどペティット、ボブ・ヘイガンといったスター選手と入れ替わりに台頭し、チーム力が相対的に低下した時期に活躍したがゆえに、プレーオフではなかなか上位進出できなかったのは残念ではある。それでも2013年に亡くなってから3年後、ついに名誉の殿堂入りを果たしたことが、その価値の高さを証明していると言えよう。

文●杉浦大介

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