専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

ウィザーズの「歴代ベスト5」ガードはビール&ウォール、フロントコートは全員殿堂入りのレジェンド!<DUNKSHOOT>

杉浦大介

2021.05.25

【パワーフォワード】
エルビン・ヘイズ
1945年11月17日生。206cm・107kg
在籍期間:9シーズン(1972~81)
成績:731試合、平均21.3点、12.7リバウンド、1.8アシスト

 72年にロケッツから移籍し、ウェス・アンセルドとダイナミックデュオを形成した。ローポストからのターンアラウンドジャンパーとリバウンド力が魅力で、在籍中は平均21.3点、12.7リバウンドという素晴らしい数字をマーク。ブレッツ時代のすべてのシーズンでオールスター選出されたことからも、この選手の評価の高さが窺い知れる。 

 78年にはチームのリーディングスコアラーとして、劇的な優勝に大きく貢献した。通算得点、ブロックではウィザーズのチーム史上1位、リバウンドでは同2位、スティールでは同3位。これらの実績を振り返れば、96年、NBAの50周年を記念して選ばれた「NBA偉大な50選手」の一人に選出されたのも当然と言えよう。
 
【センター】
ウェス・アンセルド
1946年3月14日生。201cm・111kg
在籍期間:13シーズン(1968~81)
成績:984試合、平均10.8点、14.0リバウンド、3.9アシスト

 フランチャイズ史上最高の選手との呼び声高いレジェンド。68年のドラフト1巡目2位で入団すると、ルーキーイヤーに新人王とMVPをダブル受賞したリーグ史上2選手のうちの1人になった(もう1人は1959~60シーズンのウィルト・チェンバレン)。当時のチームを強豪に転身させ、アンセルドに率いられたブレッツは4度もファイナルに進出した。78年にはファイナルでシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)との7戦に及ぶ激闘を制して見事に優勝を飾り、ファイナルMVPを獲得している。

 センターとしては小柄な身長201cm、111kgという体格ながら、アンセルフィッシュで忍耐強いプレーでサイズ不足を補い続けた。得点力に秀でたタイプではなかったが、ディフェンスとリバウンド力は超一流。殿堂入りの資格を得る初年度となった88年に当然のように殿堂入りを果たした。昨年6月2日に惜しまれつつこの世を去ったが、その名は永遠に語り継がれる。

文●杉浦大介

【PHOTO】ロッドマン、ジョーダン、アイバーソン、シャック…NBA史に残る偉大なレジェンドたち!
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号