この日の八村は、チーム最多の約35分に出場してデビュー戦を上回る19得点をマーク。さらに5リバウンド、2アシスト、1スティールを記録した。フィールドゴール成功率40.0%(8/20)で3ポイントは4本放って1本も決められなかったものの、フリースローは3本すべて決め切るなどスターターとしての仕事をきっちりと果たしてみせた。
初戦に続いてブロックされることも多く、3ポイントという課題は残したが、出場時間帯における得失点差はベルターンス(+16)に次ぐ+10。リバウンド数は初戦(10本)の半分となったものの、数字に残らない部分でもチームに貢献していた。
例えば、第2クォーター残り5分59秒のプレー。ギルジャス・アレキサンダーのスローインに対して、八村が長い腕を駆使して視界を遮り、バッドパス(ターンオーバー)を誘発。クリス・チオッザのレイアップは外れたものの、もし成功していれば+4点分の価値があるプレーだった。 また、ファウルトラブルに陥らなかったことで、八村はこの試合で約35分というプレータイムを手にした。この数字はエース級といっても過言ではないもので、若手が多いウィザーズにとって貴重な戦力であることを改めて証明したと言える。
ウィザーズはこの後、間髪入れずにテキサスへと移動し、26日(同27日)にサンアントニオ・スパーズとのアウェーゲームを戦うこととなる。連戦というハードスケジュールのため、スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)が主力に休養を与える可能性はあるものの、ウエスタン・カンファレンスのチームとは1シーズンに2回しか対戦できないことから、ルーキーの八村は経験を積むためにも引き続き出場する可能性は十分あるはずだ。
スパーズのグレッグ・ポポビッチHCはワールドカップでアメリカ代表の指揮官を務めた名将であり、八村がアメリカ戦でわずか4得点にシャットアウトされたことは記憶に新しい。スパーズ戦ではオールスターのラマーカス・オルドリッジという強敵が立ちはだかるが、八村にはぜひともポポビッチHCの前で成長した姿を見せつけてほしい。
文●秋山裕之
初戦に続いてブロックされることも多く、3ポイントという課題は残したが、出場時間帯における得失点差はベルターンス(+16)に次ぐ+10。リバウンド数は初戦(10本)の半分となったものの、数字に残らない部分でもチームに貢献していた。
例えば、第2クォーター残り5分59秒のプレー。ギルジャス・アレキサンダーのスローインに対して、八村が長い腕を駆使して視界を遮り、バッドパス(ターンオーバー)を誘発。クリス・チオッザのレイアップは外れたものの、もし成功していれば+4点分の価値があるプレーだった。 また、ファウルトラブルに陥らなかったことで、八村はこの試合で約35分というプレータイムを手にした。この数字はエース級といっても過言ではないもので、若手が多いウィザーズにとって貴重な戦力であることを改めて証明したと言える。
ウィザーズはこの後、間髪入れずにテキサスへと移動し、26日(同27日)にサンアントニオ・スパーズとのアウェーゲームを戦うこととなる。連戦というハードスケジュールのため、スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)が主力に休養を与える可能性はあるものの、ウエスタン・カンファレンスのチームとは1シーズンに2回しか対戦できないことから、ルーキーの八村は経験を積むためにも引き続き出場する可能性は十分あるはずだ。
スパーズのグレッグ・ポポビッチHCはワールドカップでアメリカ代表の指揮官を務めた名将であり、八村がアメリカ戦でわずか4得点にシャットアウトされたことは記憶に新しい。スパーズ戦ではオールスターのラマーカス・オルドリッジという強敵が立ちはだかるが、八村にはぜひともポポビッチHCの前で成長した姿を見せつけてほしい。
文●秋山裕之