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NBA

ウェイド、ピッペン、ガーネットらレジェンド揃い!NBAの歴代ベスト“ドラフト5位チーム”を選定<DUNKSHOOT>

出野哲也

2022.04.08

【センター】
ケビン・ガーネット

1976年5月19日生。211cm・109kg
1995年ドラフト5位
キャリアスタッツ:1462試合、平均17.8点、10.0リバウンド、3.7アシスト

 歴代の5位指名には、名選手と呼べるほどのセンターはほとんどいない。デマーカス・カズンズ(2010年)、ヨナス・バランチュナス(2011年)がトップクラスとあっては、PFであってもセンターでのプレー経験も豊富なガーネットを回すほうが適切と考える。

 95年にファラガット・アカデミー高校からミネソタ・ティンバーウルブズに5位指名された際は、当時ほとんど例がない高卒でのNBA入りとあって、注目されると同時にギャンブルではないかと不安視もされた。だが結果は大成功。2年目には早くもオールスターに選ばれ、通算では15回選出。04年には平均24.2点、13.9リバウンド、5.0アシスト、2.17ブロックの成績でMVPを受賞した。

 同年から4年連続でリバウンド王となり、ボストン・セルティックスへ移籍した08年には、長く低迷していた名門に22年ぶりの王座をもたらした。その後に続いたコビー・ブライアントやレブロンら、数多くの高卒スター選手の先駆けとして、歴史的にも重要な存在である。
 
【シックスマン】
レイ・アレン

1975年7月20日生。196cm・93kg
1996年ドラフト5位
キャリアスタッツ:1300試合、平均18.9点、4.1リバウンド、3.4アシスト

 ウェイドを先発SGに選んだのでシックスマンに回したが、ヒート時代にともに戦ったアレンもリーグ史に名を残すレジェンドだ。

 コネティカット大から96年のドラフト5位でウルブズに指名され、そのままであればガーネットのチームメイトになっていたところ、友人同士でもあったステフォン・マーブリー(4位指名)とのトレードでミルウォーキー・バックスへ。6位指名権を持っていたセルティックスへ行きたがっていた彼にとっては落胆する結果だったが、バックスでオールスターに成長した。

 その後はスーパーソニックスでの活躍を経て、07年に当初の希望だったセルティックスへトレードで移り、同時にウルブズから移籍したガーネットの僚友に。08年にセルティックス、13年はヒートの優勝に大きく貢献した。

 代名詞の3ポイントは通算成功数2973本を誇り、昨年12月にステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)に抜かれるまで長くリーグトップに君臨した。ヒート移籍時の感情のもつれから長く絶交状態にあったガーネットとも、最近ようやく和解し、ファンを安心させている。

文●出野哲也
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