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NBA

低迷必至だったジャズの開幕ダッシュはなぜ実現したか?立役者マルッカネンを指揮官、同僚が称賛<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2022.10.29

 ゴベアとのトレードでウルブズから加入したマリーク・ビーズリーも「毎試合、彼はいろいろ違ったことをやってくれるんだ。シュートも打つし、リムへも向かっていくし、ダンクもできるし、動き回ってチームのためにあらゆることをやってくれる」と称賛している。

 マルッカネン自身もそうした自分の役回りに充実感を感じている様子で「自分はここにフィットしているみたいだ。毎回コートに立つたびに、両エンドでアクティブに、アグレッシブなプレーをしようとトライしているんだ」と語った。
 
 長いシーズンが今後どのように展開していくかはわからないが、ハーディーHCは「彼は間違いなく、これまで見せてきた以上のものを持っている」と期待を寄せている。キャリア1年目にオールルーキーチームに選ばれた実力をもつマルッカネンは今季、さらに一皮剥けたパフォーマンスを見せてくれそうだ。

 ちなみにジャズには、同じくユーロバスケットで大ブレイクしたイタリア代表のシモーネ・フォンテッキオもいる。ルーキーフォワードは約16分出場した4戦目のロケッツ戦で、13得点、3リバウンドを記録。マルッカネンとフォンテッキオは同じ2017年のドラフトにエントリーし、前者は全体7位指名、後者は指名漏れと明暗分かれたが、運命の巡り合わせで共闘する機会を得た。

 彼ら新戦力を武器に、新たな時代を切り開くジャズの今シーズンに注目したい。

文●小川由紀子

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