彼の勇姿をNBAで一目見たいと熱望しているファンの間では「これは欧州に骨を埋める覚悟のサインか？」とも言われているが、本人は『Basketnews』とのインタビューで「自分はどんな状況への可能性も閉ざしていない」と明言した。

「契約延長は、オリンピアコスに精一杯コミットしたいという今の状況を反映してのものだ。ただ毎年、夏が来ればいろいろな状況が持ち上がる。その時、チームや家族、エージェントらと最善のオプションを探りたいと思っている」
  　トリアーノも「彼はうちのチームにフィットするだろう。彼の契約のことも理解しているから、あとはフロントとサシャ本人次第だ」と可能性を感じさせる発言を残した。

　タイプとしては欧州バスケ向きで、NBAでは異質の選手になるだろうが、その彼がどんなプレーを見せてくれるのかを目撃したいファンは多い。いま最も“ノっている”玄人好みのフォワードの動向に、今後も注目していきたい。

文●小川由紀子

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