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バスケW杯

【バスケW杯1次ラウンド展望・後編】八村&渡邊擁する日本の前に険しき壁。カナダ、フランス、ラトビアが揃うグループHは混戦必至<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2023.05.02

■グループH 会場:ジャカルタ(インドネシア)
1 カナダ(14回)
2 ラトビア(初)
3 レバノン(3回)
4 フランス(8回)

 かなり面白そうなグループだ。

 ニック・ナースHC率いるカナダは、この大会と来年のパリ五輪を視野に入れ、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、ジャマール・マレー(デンバー・ナゲッツ)、RJ・バレット(ニューヨーク・ニックス)、ディロン・ブルックス(グリズリーズ)ら、NBAで活躍中の選手を代表チームに組み入れるプロジェクトを立ち上げた。勢いのある若手の揃ったカナダは、今大会の注目チームだ。
 
 その彼らと初戦でぶつかるフランスには、大会時に来季プレーするNBAの球団が決定しているであろうヴィクター・ウェンバンヤマがいる。2021年の東京五輪では初戦でアメリカを破り、昨年のユーロバスケットでも準優勝と、今大会も優勝候補の一角。両者の対決はエキサイティングな戦いになることだろう。

 その両雄に割って入りそうなのがラトビア。ワールドカップは初のお目見えだが、ユーロバスケットではすでにお馴染みで、2017年大会は5位という好成績も残している。今予選では、セルビアとの初戦に100-101と僅差で敗れた後は11戦全勝と絶好調。本戦ではそのチームにクリスタプス・ポルジンギス(ワシントン・ウィザーズ)も加わる。

 レバノンのグループ突破は厳しそうだが、昨年のアジアカップ準優勝の実力を引っ提げた彼らは、順位決定戦で日本の難敵となりそうだ。

文●小川由紀子

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