【3位】
ティム・ダンカン(元スパーズ/PF)
勝者であり続けた寡黙なビッグマン
“ビッグ・ファンダメンタル”の愛称通り、プレースタイルは基本に忠実。お手本のようなポストムーブや正確なバンクショット、鉄壁のディフェンスは玄人ファンを唸らせるが、その一方で地味だと揶揄されることも多い。スタッツ関連のタイトルとも縁がなく、「貢献度が低く評価されている」(ウィンダーマン氏)節もある。
しかし、ダンカンについて最も評価すべき部分は、チームを「毎年優勝候補として保ち続けた」(同氏)ことだろう。日程が短縮された2012年を含め、レギュラーシーズンで50勝を下回った経験が1度もなく、チームは21世紀の全プレーオフに出場。これはレブロン、コビーもなし得ていない。「“現代のビル・ラッセル”のような安定した支配力」(マーフィー氏)でスパーズを中堅チームから常勝球団に押し上げ、00年以降に4度チャンピオンシップへと導いた点は称賛されて然るべきだ。
●主なタイトル
NBA優勝:4回(2003、05、07、14)
ファイナルMVP:2回(2003、05)
シーズンMVP:2回(2002、03)
【2位】
コビー・ブライアント(元レイカーズ/SG)
オフェンスに関して右に出る者なし
オフェンス力は歴代トップクラスで「得点に対する執念とキラー・インスティンクト(相手にとどめを刺す本能)において右に出る者はいない」(メディーナ氏)。ドライブやポストプレー、ターンアラウンドジャンパーなど多彩な攻撃パターンを誇り、1オン1からいとも簡単に得点を量産。守備にも優れ、とりわけマンツーマンディフェンスは鬼気迫るものがあった。「選手のタイプとして最もマイケル・ジョーダンに近い存在」(出野氏)で、攻守ともに穴の少ないプレーヤーだった。
「一切妥協しない強い意志を持つと同時に、味方への要求も高かった」(メディーナ氏)ため、チームメイトと衝突したことは1度や2度ではない。またプレーが自己中心的だと批判されることも少なくなかった。しかし5度の優勝をはじめ、数々の栄光を勝ち取り実力で自身の正しさを証明。紆余曲折のキャリアがスター性のなかに人間臭さを感じさせ、世界中のファンを惹きつける魅力となっている。
●主なタイトル
NBA優勝:5回(2000-02、09、10)
ファイナルMVP:2回(2009、10)
シーズンMVP:1回(2008)
ティム・ダンカン(元スパーズ/PF)
勝者であり続けた寡黙なビッグマン
“ビッグ・ファンダメンタル”の愛称通り、プレースタイルは基本に忠実。お手本のようなポストムーブや正確なバンクショット、鉄壁のディフェンスは玄人ファンを唸らせるが、その一方で地味だと揶揄されることも多い。スタッツ関連のタイトルとも縁がなく、「貢献度が低く評価されている」(ウィンダーマン氏)節もある。
しかし、ダンカンについて最も評価すべき部分は、チームを「毎年優勝候補として保ち続けた」(同氏)ことだろう。日程が短縮された2012年を含め、レギュラーシーズンで50勝を下回った経験が1度もなく、チームは21世紀の全プレーオフに出場。これはレブロン、コビーもなし得ていない。「“現代のビル・ラッセル”のような安定した支配力」(マーフィー氏)でスパーズを中堅チームから常勝球団に押し上げ、00年以降に4度チャンピオンシップへと導いた点は称賛されて然るべきだ。
●主なタイトル
NBA優勝:4回(2003、05、07、14)
ファイナルMVP:2回(2003、05)
シーズンMVP:2回(2002、03)
【2位】
コビー・ブライアント(元レイカーズ/SG)
オフェンスに関して右に出る者なし
オフェンス力は歴代トップクラスで「得点に対する執念とキラー・インスティンクト(相手にとどめを刺す本能)において右に出る者はいない」(メディーナ氏)。ドライブやポストプレー、ターンアラウンドジャンパーなど多彩な攻撃パターンを誇り、1オン1からいとも簡単に得点を量産。守備にも優れ、とりわけマンツーマンディフェンスは鬼気迫るものがあった。「選手のタイプとして最もマイケル・ジョーダンに近い存在」(出野氏)で、攻守ともに穴の少ないプレーヤーだった。
「一切妥協しない強い意志を持つと同時に、味方への要求も高かった」(メディーナ氏)ため、チームメイトと衝突したことは1度や2度ではない。またプレーが自己中心的だと批判されることも少なくなかった。しかし5度の優勝をはじめ、数々の栄光を勝ち取り実力で自身の正しさを証明。紆余曲折のキャリアがスター性のなかに人間臭さを感じさせ、世界中のファンを惹きつける魅力となっている。
●主なタイトル
NBA優勝:5回(2000-02、09、10)
ファイナルMVP:2回(2009、10)
シーズンMVP:1回(2008)