一昨季はJ3の鳥取で24ゴール、昨季はJ2の新潟で28ゴール。そのふたつのカテゴリーでトップスコアラーに輝いたFWが、今オフ、ついに浦和へのステップアップを果たした。狙うはもちろん、「J1得点王」の称号だ。「異なるリーグで3年連続」という偉業を果たせるのか。進境著しいストライカーの、"前人未到"への挑戦が始まる──。
■優れた選手たちに囲まれてプレー出来るのは幸せなこと。
――新加入会見後には、目標は23ゴールだと言っていました。
「過去のJ1得点王の数字を見ると、だいたいそのあたりがラインかなと。浦和でなら達成できるはずです」
――しかし浦和は昨年、得点力不足に悩まされました。
「たしかにリーグ戦では苦しみました。ただACLでは結果を残しています。あれが本来の強さだと確信していますし、すべての大会であの姿を見せられれば、僕らFWのシュートチャンスも増えるはずです」
――選手層が厚い分、ポジション争いは熾烈です。勝ち抜く自信は?
「モチベーションはすごく高いです。試合に出てクラブやファン・サポーターに喜びをもたらしたい」
――興梠選手以外には、杉本健勇選手やファブリシオ選手などがライバルになります。彼らをどう見ていますか?
「みんな本当に素晴らしい選手たちです。誰が出てもハイレベルなサッカーを見せられるはず。優れたメンバーに囲まれてプレー出来るのは幸せなことです。僕は日本に来てからずっと浦和でのプレーを目標のひとつにしていましたから、それを達成出来て、今はやる気に満ち溢れています」
――日本に来る際、鳥取の岡野雅行ゼネラルマネージャーには、「日本で一番のビッグクラブは浦和」だと聞かされていたようですね。
「新潟では田中(達也)選手からも良いクラブだと教えてもらいましたし、実際に生活してみて、自分でもそう感じていました。サポーターの応援を見ても、とても熱く、美しいですよね。日本最大のクラブでプレーできるなんて夢のようですよ。早くスタジアムで戦いたいです」
――そもそも、どうして日本に? 安全な場所でプレーしたかったとのことですが、名門のサントスを退団する決断は簡単ではなかったはず。しかも初めの移籍先はJ3と決して恵まれた環境ではなかったかと。
「もちろん、悩みました。家族と離れてしまいますから。しかし、これまでのキャリアで色々と決断してきたように、僕にとっては、日本でプレーするのもひとつの大きなチャレンジでした」
――J3、J2を経験し、Jリーグをどう見ていますか?
「すごくハイレベルです。ダ・ゾーンでも配信されて世界の様々な国で観られるというのは、それだけ注目度があるという証でもあります」
■このチームは得点を量産する要素が揃っている。
――では、日本に来て、結果を残すために心掛けたことは?
「特別な何かはありません。サッカーは世界共通。リーグによって特徴は違いますけど、点を取るためにやることは変わらない。それは日本だろうと。もちろんJ1だろうと、J2だろうとね。ゴール前で落ち着き、今自分に不足しているものを見極めて練習する。それだけです」
――たしかにプレーを観ていると、ゴール前の冷静さに驚かされます。
「僕は7歳の頃にサッカーを始めてからずっとFWをやっていて、今までたくさんの人に、『ゴール前ではいつもクールでいろ』と指導を受けてきました。だから試合中は平常心でいるように心掛けています。ゴール前というのは守る側のほうが精神的に不利です。失点してしまうかもしれないという危険な状態ですからね。だから、"焦っているのは相手なんだ"という気持ちでプレーしています」
■優れた選手たちに囲まれてプレー出来るのは幸せなこと。
――新加入会見後には、目標は23ゴールだと言っていました。
「過去のJ1得点王の数字を見ると、だいたいそのあたりがラインかなと。浦和でなら達成できるはずです」
――しかし浦和は昨年、得点力不足に悩まされました。
「たしかにリーグ戦では苦しみました。ただACLでは結果を残しています。あれが本来の強さだと確信していますし、すべての大会であの姿を見せられれば、僕らFWのシュートチャンスも増えるはずです」
――選手層が厚い分、ポジション争いは熾烈です。勝ち抜く自信は?
「モチベーションはすごく高いです。試合に出てクラブやファン・サポーターに喜びをもたらしたい」
――興梠選手以外には、杉本健勇選手やファブリシオ選手などがライバルになります。彼らをどう見ていますか?
「みんな本当に素晴らしい選手たちです。誰が出てもハイレベルなサッカーを見せられるはず。優れたメンバーに囲まれてプレー出来るのは幸せなことです。僕は日本に来てからずっと浦和でのプレーを目標のひとつにしていましたから、それを達成出来て、今はやる気に満ち溢れています」
――日本に来る際、鳥取の岡野雅行ゼネラルマネージャーには、「日本で一番のビッグクラブは浦和」だと聞かされていたようですね。
「新潟では田中(達也)選手からも良いクラブだと教えてもらいましたし、実際に生活してみて、自分でもそう感じていました。サポーターの応援を見ても、とても熱く、美しいですよね。日本最大のクラブでプレーできるなんて夢のようですよ。早くスタジアムで戦いたいです」
――そもそも、どうして日本に? 安全な場所でプレーしたかったとのことですが、名門のサントスを退団する決断は簡単ではなかったはず。しかも初めの移籍先はJ3と決して恵まれた環境ではなかったかと。
「もちろん、悩みました。家族と離れてしまいますから。しかし、これまでのキャリアで色々と決断してきたように、僕にとっては、日本でプレーするのもひとつの大きなチャレンジでした」
――J3、J2を経験し、Jリーグをどう見ていますか?
「すごくハイレベルです。ダ・ゾーンでも配信されて世界の様々な国で観られるというのは、それだけ注目度があるという証でもあります」
■このチームは得点を量産する要素が揃っている。
――では、日本に来て、結果を残すために心掛けたことは?
「特別な何かはありません。サッカーは世界共通。リーグによって特徴は違いますけど、点を取るためにやることは変わらない。それは日本だろうと。もちろんJ1だろうと、J2だろうとね。ゴール前で落ち着き、今自分に不足しているものを見極めて練習する。それだけです」
――たしかにプレーを観ていると、ゴール前の冷静さに驚かされます。
「僕は7歳の頃にサッカーを始めてからずっとFWをやっていて、今までたくさんの人に、『ゴール前ではいつもクールでいろ』と指導を受けてきました。だから試合中は平常心でいるように心掛けています。ゴール前というのは守る側のほうが精神的に不利です。失点してしまうかもしれないという危険な状態ですからね。だから、"焦っているのは相手なんだ"という気持ちでプレーしています」