現地11月29日に行なわれたリーグアン第14節で、モナコはパリ・サンジェルマンを1-0で下して連敗を3で止めた。首位を走る欧州王者から決勝ゴールを挙げたのは南野拓実だった。
68分に左サイドを抜け出したアレクサンドル・ゴロビンから浮き球の折り返しを受けた南野は、右足太ももでトラップして左足を振り抜くと、ボールはゴール右隅に飛び込んだ。3日前のチャンピオンズリーグ(CL)のパフォス戦に続く公式戦2試合連続ゴール。これで今季の通算得点は、リーグで3点目、公式戦では4点目となった。
試合後に南野は、「この勝利を本当に嬉しく思います。ここ数週間は難しい時期を過ごしてきましたが、今日はとても重要な勝点3を得られました。この勝利に貢献できるゴールを決められて嬉しいです」と満足感を示した。モナコのセバスチャン・ポコニョーリ監督も「今日のタキ(南野)は、戦術面で本当に素晴らしかった」と絶賛。「マルキーニョスにプレッシャーをかけつつ、ヴィティーニャへのパスコースを消す。これは簡単な仕事ではないが、彼はそれをやり切った」と、得点以外の貢献ぶりにも賛辞を贈っている。
現地メディアの報道では、スポーツ紙『L'Équipe』が「パリSG戦でモナコに先制点をもたらした、南野の美しい連続プレー」「ペナルティーエリア内でゴロビンからパスを受けた日本人選手は、ボールをコントロールすると左足でシュート。GKリュカ・シュバリエは、これを止められなかった」と伝えた。
日刊紙『Le Figaro』は南野のゴールを「至福の連続プレー」と表現し、「この拮抗した、しかし矛盾するように比較的オープンな展開の試合でゴールをこじ開けるには、一瞬の閃きが必要だったが、その瞬間は南野の左足から生まれた。彼は見事なトラップからの連続動作でシュートまで持ち込み、シュバリエに全くチャンスを与えなかった。この決定的なゴールがモナコを再び勢いづけ、暫定6位に押し上げた」と綴っている。
サッカー専門メディアでは、『Made in Foot』が「南野がモナコの後半の好パフォーマンスを結果に結びつけた」と報じ、背番号18に10点満点の採点で単独最高点となる「7」を与えて「マン・オブ・ザ・マッチ」に選定。寸評では、「見事な決定力を発揮。前半にもクロス気味のシュートでゴールのチャンスがあり、その時はシュバリエの好セーブに阻まれたが、得点の可能性を十分に示していた」とそのプレーをポジティブに振り返り、「一方で、幾度か精度を欠く場面もあった」とも付け加えた。
『SO FOOT』は、「ゴロビンの見事なアシストから、この試合唯一の得点を決めた。日本とロシアの関係が悪いと言ったのは誰だったのか?」と、国際情勢に絡めたジョークをまじえて南野の決勝ゴールを伝え、採点はこちらも「7」とした。
続いて『Maxifoot』は、チーム2番目タイとなる「6.5」を付与し、「技術面では本調子とは言えず、序盤は多くのボールを失い、いい場面で流れを止めてしまった。素晴らしいボレーで挽回するチャンスがあったが、シュバリエの見事なセーブに遭った。しかし日本人選手は、やや長くなったトラップにもかかわらず、左足でパリのGKを冷静にかわし、2度目のチャンスをモノにした」と振り返っている。
地元モナコの日刊紙『Monaco-Matin』は、「クレバーなポジショニングで、パリのパス回しを苦しめた。彼のプレーは、非の打ちどころがなかった。膨大なエネルギーの消費が幾つかのミスにつながったが、2度の大きな決定機を作り出した。1度目はシュバリエの好守に阻まれたものの、2度目で完璧で冷静なプレーを披露。アディ・ヒュッター前監督の解任後に調子を落としたが、ここ2試合で2ゴール。どうか、このまま続いてほしい」と期待を寄せ、採点はチーム最高タイの「7」とした。
最後にクラブの専門サイト『La Diagonale』は、「すでに水曜日にキプロス(CLパフォス戦)で得点していた日本代表FWにとって、今回はさらなるゴールとなった。何よりもこの得点は、非常に完成度の高いモナコのパフォーマンスに報いる結果となった。というのも、見る者を魅了したのはスコアそのものではなく、試合内容の方だったからだ」とチームのパリSG戦の内容を絡めて、南野のゴールを称えた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】南野が決勝ゴール!パリSG戦ハイライト
68分に左サイドを抜け出したアレクサンドル・ゴロビンから浮き球の折り返しを受けた南野は、右足太ももでトラップして左足を振り抜くと、ボールはゴール右隅に飛び込んだ。3日前のチャンピオンズリーグ(CL)のパフォス戦に続く公式戦2試合連続ゴール。これで今季の通算得点は、リーグで3点目、公式戦では4点目となった。
試合後に南野は、「この勝利を本当に嬉しく思います。ここ数週間は難しい時期を過ごしてきましたが、今日はとても重要な勝点3を得られました。この勝利に貢献できるゴールを決められて嬉しいです」と満足感を示した。モナコのセバスチャン・ポコニョーリ監督も「今日のタキ(南野)は、戦術面で本当に素晴らしかった」と絶賛。「マルキーニョスにプレッシャーをかけつつ、ヴィティーニャへのパスコースを消す。これは簡単な仕事ではないが、彼はそれをやり切った」と、得点以外の貢献ぶりにも賛辞を贈っている。
現地メディアの報道では、スポーツ紙『L'Équipe』が「パリSG戦でモナコに先制点をもたらした、南野の美しい連続プレー」「ペナルティーエリア内でゴロビンからパスを受けた日本人選手は、ボールをコントロールすると左足でシュート。GKリュカ・シュバリエは、これを止められなかった」と伝えた。
日刊紙『Le Figaro』は南野のゴールを「至福の連続プレー」と表現し、「この拮抗した、しかし矛盾するように比較的オープンな展開の試合でゴールをこじ開けるには、一瞬の閃きが必要だったが、その瞬間は南野の左足から生まれた。彼は見事なトラップからの連続動作でシュートまで持ち込み、シュバリエに全くチャンスを与えなかった。この決定的なゴールがモナコを再び勢いづけ、暫定6位に押し上げた」と綴っている。
サッカー専門メディアでは、『Made in Foot』が「南野がモナコの後半の好パフォーマンスを結果に結びつけた」と報じ、背番号18に10点満点の採点で単独最高点となる「7」を与えて「マン・オブ・ザ・マッチ」に選定。寸評では、「見事な決定力を発揮。前半にもクロス気味のシュートでゴールのチャンスがあり、その時はシュバリエの好セーブに阻まれたが、得点の可能性を十分に示していた」とそのプレーをポジティブに振り返り、「一方で、幾度か精度を欠く場面もあった」とも付け加えた。
『SO FOOT』は、「ゴロビンの見事なアシストから、この試合唯一の得点を決めた。日本とロシアの関係が悪いと言ったのは誰だったのか?」と、国際情勢に絡めたジョークをまじえて南野の決勝ゴールを伝え、採点はこちらも「7」とした。
続いて『Maxifoot』は、チーム2番目タイとなる「6.5」を付与し、「技術面では本調子とは言えず、序盤は多くのボールを失い、いい場面で流れを止めてしまった。素晴らしいボレーで挽回するチャンスがあったが、シュバリエの見事なセーブに遭った。しかし日本人選手は、やや長くなったトラップにもかかわらず、左足でパリのGKを冷静にかわし、2度目のチャンスをモノにした」と振り返っている。
地元モナコの日刊紙『Monaco-Matin』は、「クレバーなポジショニングで、パリのパス回しを苦しめた。彼のプレーは、非の打ちどころがなかった。膨大なエネルギーの消費が幾つかのミスにつながったが、2度の大きな決定機を作り出した。1度目はシュバリエの好守に阻まれたものの、2度目で完璧で冷静なプレーを披露。アディ・ヒュッター前監督の解任後に調子を落としたが、ここ2試合で2ゴール。どうか、このまま続いてほしい」と期待を寄せ、採点はチーム最高タイの「7」とした。
最後にクラブの専門サイト『La Diagonale』は、「すでに水曜日にキプロス(CLパフォス戦)で得点していた日本代表FWにとって、今回はさらなるゴールとなった。何よりもこの得点は、非常に完成度の高いモナコのパフォーマンスに報いる結果となった。というのも、見る者を魅了したのはスコアそのものではなく、試合内容の方だったからだ」とチームのパリSG戦の内容を絡めて、南野のゴールを称えた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】南野が決勝ゴール!パリSG戦ハイライト
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