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海外サッカー

ドイツ・サッカー下部で新たな試み! 2枚目の警告者にラグビーでお馴染みの「シンビン」を適用へ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2020.03.07

2枚目の警告が「10分間の退場」となれば、ラフプレーが多くなる? さまざまな議論を呼びそうだ。(C)Getty Images

2枚目の警告が「10分間の退場」となれば、ラフプレーが多くなる? さまざまな議論を呼びそうだ。(C)Getty Images

 ドイツ・サッカー連盟は現地金曜日、来シーズンから8部以下の国内リーグで新たなルールを採用すると公表した。

 ヘッセン州のサッカー協会から提案を受けた同連盟は、テスト的な導入を決定。通常は警告を受けた選手が試合中に2枚目を提示されると退場処分となるが、そこで独自のペナルティー「シンビン」を取り入れるというのだ。

 英語の「シン(罪)」と「ビン(入れ物)」を合わせた言葉。昨年開催されたラグビーワールドカップで、日本においても広く知られるようになったルールで、覚えている方も多いだろう。ラグビーの場合はイエローカードを受けた選手が「10分間」ピッチから離れてベンチで待機し、レッドカードが退場扱い。アイスホッケーでも似た「ペナルティーボックス」という同様のルールがあり、規定時間に達すれば、選手は競技に復帰できる。

 これを今回は、2枚目をシンビン、3枚目を退場にしようという試み。適応されるのは国内8部リーグ以下で行なわれる、男女のゲームすべてだ。
 ドイツ連盟は「FIFA(国際サッカー連盟)の規定によれば、グラスルーツレベルでのルール選定は各国協会で調整してもよい、とある。そこで我々は時間によるペナルティーの導入に踏み切った」としている。

 ビデオアシスタントレフェリー(VAR)やゴールラインテクノロジーなど、ハイテク技術がどんどん採用されている昨今だが、試合の娯楽性を維持するための「シンビン」も一石を投じることになるか。何年後かには世界的に導入されている、かもしれない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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