ドイツ・サッカー連盟は現地金曜日、来シーズンから8部以下の国内リーグで新たなルールを採用すると公表した。
ヘッセン州のサッカー協会から提案を受けた同連盟は、テスト的な導入を決定。通常は警告を受けた選手が試合中に2枚目を提示されると退場処分となるが、そこで独自のペナルティー「シンビン」を取り入れるというのだ。
英語の「シン(罪)」と「ビン(入れ物)」を合わせた言葉。昨年開催されたラグビーワールドカップで、日本においても広く知られるようになったルールで、覚えている方も多いだろう。ラグビーの場合はイエローカードを受けた選手が「10分間」ピッチから離れてベンチで待機し、レッドカードが退場扱い。アイスホッケーでも似た「ペナルティーボックス」という同様のルールがあり、規定時間に達すれば、選手は競技に復帰できる。
これを今回は、2枚目をシンビン、3枚目を退場にしようという試み。適応されるのは国内8部リーグ以下で行なわれる、男女のゲームすべてだ。 ドイツ連盟は「FIFA(国際サッカー連盟)の規定によれば、グラスルーツレベルでのルール選定は各国協会で調整してもよい、とある。そこで我々は時間によるペナルティーの導入に踏み切った」としている。
ビデオアシスタントレフェリー(VAR)やゴールラインテクノロジーなど、ハイテク技術がどんどん採用されている昨今だが、試合の娯楽性を維持するための「シンビン」も一石を投じることになるか。何年後かには世界的に導入されている、かもしれない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
ヘッセン州のサッカー協会から提案を受けた同連盟は、テスト的な導入を決定。通常は警告を受けた選手が試合中に2枚目を提示されると退場処分となるが、そこで独自のペナルティー「シンビン」を取り入れるというのだ。
英語の「シン(罪)」と「ビン(入れ物)」を合わせた言葉。昨年開催されたラグビーワールドカップで、日本においても広く知られるようになったルールで、覚えている方も多いだろう。ラグビーの場合はイエローカードを受けた選手が「10分間」ピッチから離れてベンチで待機し、レッドカードが退場扱い。アイスホッケーでも似た「ペナルティーボックス」という同様のルールがあり、規定時間に達すれば、選手は競技に復帰できる。
これを今回は、2枚目をシンビン、3枚目を退場にしようという試み。適応されるのは国内8部リーグ以下で行なわれる、男女のゲームすべてだ。 ドイツ連盟は「FIFA(国際サッカー連盟)の規定によれば、グラスルーツレベルでのルール選定は各国協会で調整してもよい、とある。そこで我々は時間によるペナルティーの導入に踏み切った」としている。
ビデオアシスタントレフェリー(VAR)やゴールラインテクノロジーなど、ハイテク技術がどんどん採用されている昨今だが、試合の娯楽性を維持するための「シンビン」も一石を投じることになるか。何年後かには世界的に導入されている、かもしれない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部