アストン・ビラの日本代表GK鈴木彩艶が、新天地で早くもサポーターの心を掴んでいる。今夏にパルマから加入すると、正守護神として安定したセービングを披露。正確かつ大胆なフィードで攻撃の起点としても存在感を示してきた。現在は日本代表に合流している24歳の活躍が高く評価され、ファン投票によるクラブの9月の月間MVPに選出された。
クラブ専門メディア『Claret Villans』は、「鈴木がファンのお気に入りに。月間最優秀選手に選出」と題した記事で、「鈴木は素晴らしいスタートを切り、それがファンに認められて、9月の月間最優秀選手に選ばれた」と伝えている。ちなみに8月は公式戦が2試合しかなかったことで同賞の選定は行なわれていない。ゆえに、鈴木は2026-27シーズン最初の受賞者となった。
9月はプレミアリーグ3試合、チャンピオンズリーグ1試合に先発し、カラバオカップでも後半から出場と、計5試合でゴールを守った新守護神について、同メディアが注目したのは、これまでも何度となく現地で称賛されてきた「足元の能力」だ。「早くもファンのお気に入りとなったのは、主にボール保持時の能力だ。後方からの配球はこれまでクラブになかったもので、見ていて楽しい」とフィード能力を絶賛している。
守備面についても高評価している。立ち上がりから猛攻を浴びながら最初の21分間で4セーブを記録し、攻撃陣が反撃に転じるまで試合を壊さなかったトッテナム戦での貢献ぶりにも言及。とりわけMFアーチー・グレイの決定機を踵で弾き出した反射的なセーブを「ここまでで最高のセーブだったと言えよう」と綴り、次のような賛辞を続けた。
「月間最優秀選手の受賞は、鈴木がビラで見せている印象的なスタートに相応しい報酬だ。クラブにとって失敗の許されないGK補強だったが、安定したパフォーマンスで信頼に応えている」
早くも誇らしい“勲章”を手にした鈴木は、現在合流している日本代表では、ベネズエラ戦で後半から出場。肋骨の負傷も伝えられ、ウルグアイ戦を欠場したことはビラ側に不安を与えたようだが、ベネズエラ戦での復帰に対してビラの専門ジャーナリストであるダン・バーデル氏は『Roundtable.io Network』で、クラブにとっても大きな朗報だと捉え、「ベンチ入りしただけではなく、後半45分間のプレーを任された事実こそ、ビラの立場から見て、最も心強い部分だ」と受け止めた。
10月10日にプレミアリーグ第6節のブレントフォード戦を控えるなか、バーデル氏は「鈴木の実戦復帰は、問題が比較的軽かったことの証だ。クラブでの戦いが再開してからの出場可否について、もはや大きな懸念はないだろう」と楽観的な見通しを示している。
続けて、「すでにビラの再建されたチームにおいて、最も印象的な存在のひとつとなっている」と高評価。エミリアーノ・マルティネス(→チェルシー)の後任という難しい役割を担いながら驚くほど早く適応し、「鈴木のキックには距離とスピードがあり、これまでには必ずしも見られなかった形で、ビラが相手のプレスを飛び越えることを可能にしている」と、ウナイ・エメリ監督率いるチームに新たな武器をもたらしたと分析。それは数字上でも明らかになっている。
「鈴木のロングボール成功率は48.3%で、昨季のE・マルティネスの40.1%を上回る。さらに90分平均のファイナルサードへのパスは11本。E・マルティネスの昨季の5.6本のおよそ2倍だ。総本数44はチーム最多で、2位のMFブバカール・カマラの32本を大きく引き離している。鈴木はビラのビルドアップに新たな次元を加えた」
クラブ専門メディア『AVF』は、鈴木について大きな将来像を描いている。「スイーパーを兼ねるGKの象徴」であるマヌエル・ノイアーと重ね合わせ、「鈴木のプレースタイルは必然的に元ドイツ代表GKのような選手を思い起こさせる」と記述。「今後さらにロングフィードの精度を高め、直接アシストにつながるプレーを増やしていくことが課題」としたうえで、「そうすれば鈴木は、次のノイアーになれる」と太鼓判。さらに「まだプレミアリーグ挑戦から日が浅いため、伸びしろは十分だ」と、24歳の日本代表守護神に大きな可能性を見出している。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「汚点と悪臭が消えることはない」財務規則違反マンチェスター・シティに有罪判決、プレミアリーグの信頼そのものが揺らぐ可能性…勝点剥奪、降格、巨額罰金、選手退団も
クラブ専門メディア『Claret Villans』は、「鈴木がファンのお気に入りに。月間最優秀選手に選出」と題した記事で、「鈴木は素晴らしいスタートを切り、それがファンに認められて、9月の月間最優秀選手に選ばれた」と伝えている。ちなみに8月は公式戦が2試合しかなかったことで同賞の選定は行なわれていない。ゆえに、鈴木は2026-27シーズン最初の受賞者となった。
9月はプレミアリーグ3試合、チャンピオンズリーグ1試合に先発し、カラバオカップでも後半から出場と、計5試合でゴールを守った新守護神について、同メディアが注目したのは、これまでも何度となく現地で称賛されてきた「足元の能力」だ。「早くもファンのお気に入りとなったのは、主にボール保持時の能力だ。後方からの配球はこれまでクラブになかったもので、見ていて楽しい」とフィード能力を絶賛している。
守備面についても高評価している。立ち上がりから猛攻を浴びながら最初の21分間で4セーブを記録し、攻撃陣が反撃に転じるまで試合を壊さなかったトッテナム戦での貢献ぶりにも言及。とりわけMFアーチー・グレイの決定機を踵で弾き出した反射的なセーブを「ここまでで最高のセーブだったと言えよう」と綴り、次のような賛辞を続けた。
「月間最優秀選手の受賞は、鈴木がビラで見せている印象的なスタートに相応しい報酬だ。クラブにとって失敗の許されないGK補強だったが、安定したパフォーマンスで信頼に応えている」
早くも誇らしい“勲章”を手にした鈴木は、現在合流している日本代表では、ベネズエラ戦で後半から出場。肋骨の負傷も伝えられ、ウルグアイ戦を欠場したことはビラ側に不安を与えたようだが、ベネズエラ戦での復帰に対してビラの専門ジャーナリストであるダン・バーデル氏は『Roundtable.io Network』で、クラブにとっても大きな朗報だと捉え、「ベンチ入りしただけではなく、後半45分間のプレーを任された事実こそ、ビラの立場から見て、最も心強い部分だ」と受け止めた。
10月10日にプレミアリーグ第6節のブレントフォード戦を控えるなか、バーデル氏は「鈴木の実戦復帰は、問題が比較的軽かったことの証だ。クラブでの戦いが再開してからの出場可否について、もはや大きな懸念はないだろう」と楽観的な見通しを示している。
続けて、「すでにビラの再建されたチームにおいて、最も印象的な存在のひとつとなっている」と高評価。エミリアーノ・マルティネス(→チェルシー)の後任という難しい役割を担いながら驚くほど早く適応し、「鈴木のキックには距離とスピードがあり、これまでには必ずしも見られなかった形で、ビラが相手のプレスを飛び越えることを可能にしている」と、ウナイ・エメリ監督率いるチームに新たな武器をもたらしたと分析。それは数字上でも明らかになっている。
「鈴木のロングボール成功率は48.3%で、昨季のE・マルティネスの40.1%を上回る。さらに90分平均のファイナルサードへのパスは11本。E・マルティネスの昨季の5.6本のおよそ2倍だ。総本数44はチーム最多で、2位のMFブバカール・カマラの32本を大きく引き離している。鈴木はビラのビルドアップに新たな次元を加えた」
クラブ専門メディア『AVF』は、鈴木について大きな将来像を描いている。「スイーパーを兼ねるGKの象徴」であるマヌエル・ノイアーと重ね合わせ、「鈴木のプレースタイルは必然的に元ドイツ代表GKのような選手を思い起こさせる」と記述。「今後さらにロングフィードの精度を高め、直接アシストにつながるプレーを増やしていくことが課題」としたうえで、「そうすれば鈴木は、次のノイアーになれる」と太鼓判。さらに「まだプレミアリーグ挑戦から日が浅いため、伸びしろは十分だ」と、24歳の日本代表守護神に大きな可能性を見出している。
構成●THE DIGEST編集部
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