[J1りーグ25節]横浜3-1G大阪/8月31日/ニッパツ
結果だけを見れば、今節のG大阪戦は3-1の完勝だ。5-1で圧勝した前節の名古屋戦に続き、自慢の攻撃力をいかんなく発揮して連勝を飾った。
前半にティーラトンのゴールで幸先良く先制し、後半にマルコス・ジュニオールが追加点を挙げて2-0とする。理想的な展開でゲームを進めていた。
ただ、2点のリードを得た後の内容がいただけない。遠藤保仁、パトリックを同時投入し、3-5-2から4-4-2にシステムを変えたG大阪に対し、横浜は劣勢を強いられて、ゴールを許し、さらに押し込まれる。
ピッチ上では何が起こっていたのか。主将でボランチの喜田拓也が振り返る。
「時間帯としても、足が動き切っていなかったっていうのもあるだろうし、相手も試行錯誤しながらやってきて、ある程度、間延びとまではいかなくても、(G大阪は)サイドチェンジとか長いボールを使ってきたので。そこでの微妙なポジショニングやカバーリングの隙を突かれたんじゃないかなと見ています」
失点シーンでは、自陣ペナルティエリア内で相手のドリブル突破を許し、シュートを決められた。1対1の対応やカバーリングに小さくない課題が見えたが、「そういったところを突き詰めていけば、より上に行けると思う」と喜田は前を向く。
「あれはしょうがなかった、ではなくて、どうやったら防げたか。そういう反省は大事」 もっとも、1点差に詰め寄られても、途中出場の遠藤渓太がチーム3点目をねじ込んで、勝負を決定づける。「相手の時間帯でも踏ん張って、息の根を止めるようなゴールも決められた。そこはひとつ、チームとして力強さを出せた」と喜田も手応えを口にする。
確かな成長を実感できる勝点3ではあった。ただし、「勝ったから全部OKではなくて」(喜田)、小さな綻びでも放置せず、すぐに修復に取り掛かり、より攻守両面で隙を見せず戦えるようになろうとする姿勢を貫く。それができれば、チームとしてさらなる高みへと登ることができるはずだ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
結果だけを見れば、今節のG大阪戦は3-1の完勝だ。5-1で圧勝した前節の名古屋戦に続き、自慢の攻撃力をいかんなく発揮して連勝を飾った。
前半にティーラトンのゴールで幸先良く先制し、後半にマルコス・ジュニオールが追加点を挙げて2-0とする。理想的な展開でゲームを進めていた。
ただ、2点のリードを得た後の内容がいただけない。遠藤保仁、パトリックを同時投入し、3-5-2から4-4-2にシステムを変えたG大阪に対し、横浜は劣勢を強いられて、ゴールを許し、さらに押し込まれる。
ピッチ上では何が起こっていたのか。主将でボランチの喜田拓也が振り返る。
「時間帯としても、足が動き切っていなかったっていうのもあるだろうし、相手も試行錯誤しながらやってきて、ある程度、間延びとまではいかなくても、(G大阪は)サイドチェンジとか長いボールを使ってきたので。そこでの微妙なポジショニングやカバーリングの隙を突かれたんじゃないかなと見ています」
失点シーンでは、自陣ペナルティエリア内で相手のドリブル突破を許し、シュートを決められた。1対1の対応やカバーリングに小さくない課題が見えたが、「そういったところを突き詰めていけば、より上に行けると思う」と喜田は前を向く。
「あれはしょうがなかった、ではなくて、どうやったら防げたか。そういう反省は大事」 もっとも、1点差に詰め寄られても、途中出場の遠藤渓太がチーム3点目をねじ込んで、勝負を決定づける。「相手の時間帯でも踏ん張って、息の根を止めるようなゴールも決められた。そこはひとつ、チームとして力強さを出せた」と喜田も手応えを口にする。
確かな成長を実感できる勝点3ではあった。ただし、「勝ったから全部OKではなくて」(喜田)、小さな綻びでも放置せず、すぐに修復に取り掛かり、より攻守両面で隙を見せず戦えるようになろうとする姿勢を貫く。それができれば、チームとしてさらなる高みへと登ることができるはずだ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)