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海外サッカー

「格の違いを見せた!」「ベストシーズンの予感」鮮烈2発の大迫勇也を独メディアが大絶賛!

サッカーダイジェストWeb編集部

2019.09.02

本拠地ヴェーザーで咆哮を轟かせる大迫。圧巻の2ゴールでブレーメンに今季初の勝点&勝利をもたらした。(C)Getty Images

本拠地ヴェーザーで咆哮を轟かせる大迫。圧巻の2ゴールでブレーメンに今季初の勝点&勝利をもたらした。(C)Getty Images

 日本代表FW大迫勇也が鮮やかなゴールショーを披露した。

 現地9月1日に行なわれたブンデスリーガ第3節、ヴェルダー・ブレーメン対アウクスブルクの一戦。4-3-1-2のトップ下で先発した大迫は、いきなり開始6分にフリュクルクのパスに抜け出して先制点をゲットする。試合はその後オープンな展開となり、スコアは2-2に。相手に退場者が出て10人となるなか、攻めあぐねていたブレーメンを救ったのが、またしても大迫だった。

 67分だ。左サイドからのフレドリルのクロスをファーで待ち構えた大迫が、豪快なダイレクトボレーでゴールをこじ開けた。満員に膨れ上がった本拠地ヴェーザーの大観衆に歓喜を運び、開幕2連敗と苦しんでいたチームに今季初の勝利をもたらしたのだ。

 ドイツの大手ネットワーク『Deutsche Welle』は「オオサコが試合を決めた! ベストシーズンの予感が漂う」と評して、次のようにレポートしている。

「目立ちたがらず、多くを語らず、時に口を開いたとしても声は小さく、いつも穏やかにはにかんだ笑顔を見せている。そんな日本人ストライカーだが、ピッチに立てば誰よりも雄弁で、異彩を放つのだ。アウクスブルク戦はまさにその典型だった。鋭い飛び出しでまず先制点を挙げると、常に攻撃の中心となってブレーメンを盛り立てる。そして決勝点となったボレーは、格の違いを見せつける鮮やかさだった。勝利したとはいえ不安定な試合が続くチームにあって、2年目のオオサコは重要な役割をこなしている」

 入団1年目の昨シーズンは、後半戦に調子を落とした。年明けのアジアカップ参戦で疲労を蓄積。再合流後は慢性的な背中の痛みを抱え、戦線離脱を繰り返した。その流れを踏まえて、クラブ側は大迫に“休養指令”を出す。6月の日本代表2試合(トリニダード・トバゴ戦とエルサルバドル戦)には参戦したものの、コパ・アメリカ帯同を回避させたのである。

『Deutsche Welle』は「この英断によってオオサコは、理想的なオフとプレシーズンを消化した。コーフェルト監督は大いに満足しており、『完全にリフレッシュして戻ってきた。キャンプ序盤から見事な切れを見せていたよ』と振り返ったほどだ」と伝えている。
 これで今季はカップ戦を含めて、公式戦4試合で4ゴール。同メディアは「オオサコがドイツに来て7シーズン目。ケルン時代の2016-17シーズンに決めた9得点(全公式戦)がこれまでの最高だが、今季はそれを大幅に上回る、ベストシーズンとなりそうな気配が漂う」と論じている。

 圧巻の2ゴール奪取で勢いに乗る大迫は、週明けに森保ジャパンに合流。9月5日のパラグアイ戦、同10日のミャンマー戦でのハイパフォーマンスにも期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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