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ヴェンゲルがメッシとC・ロナウドを比較! 「より魅力的に感じる」と語ったのはどっち?

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2019.09.09

アーセナルの指揮官として辣腕を振るってきたヴェンゲル(中央)が現代サッカー界の2大スターであるメッシ(左)とC・ロナウド(右)について論じた。 (C) Getty Images

 かつてアーセナルで一時代を築いたフランス人監督のアーセン・ヴェンゲルが、現代サッカー界を牽引する2大スターの比較論を展開した。

 アーセナルでの22シーズンに及ぶ長期政権を終えてから約1年。69歳となったヴェンゲルは、現在、中東のスポーツ専門メディア『beIN Sports』の解説者として独自の見解を発信し、サッカー・ファンの間でも人気を博している。

 そんなフランス人指揮官が、この度、『beIN Sports』のインタビューに応じ、そこでアルゼンチン代表FWのリオネル・メッシとポルトガル代表FWのクリスチアーノ・ロナウドを比較した。
 メッシとC・ロナウドはともに10年以上に渡ってサッカー界のトップレベルに立ち続けており、比較するのは決して簡単ではない。それは名将ヴェンゲルでさえも同じだ。両雄を敵将として眺めてきたフランス人監督は、次のように切り出している。

「どちらもとても優れた選手であり、選ぶのは難しい。10年で、二人が5回ずつ最優秀選手賞を獲得したんだ。これは彼らが本当に同じレベルにいることを表している」

 そのうえで、サッカー界屈指の名伯楽がより魅力的に感じているのは、メッシなようだ。

「二人を比べたとき、芸術面ではメッシの方が上だろう。彼は最後のボールを演出できる。だから彼のほうが創造的だと言える。C・ロナウドはよりフィニッシャータイプで、空中戦に強く、よりアスリート的だ。メッシはもっとアーティスト寄りのタイプだね。だから、基本的にいえば、私はメッシのほうが、少しだけより魅力的に感じる」

 監督として、魅力ある美しいサッカーを披露することにこだわってきたヴェンゲル。それゆえにメッシを選んだのは、当然の選択なのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部