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海外サッカー

ドイツ代表の“名勝負“5選――栄光史の始まりになった「ベルンの奇跡」。皇帝の名言「強い方が勝つんじゃない…」が生まれた74年決勝も

遠藤孝輔

2020.07.17

トータルフットボールのオランダを下した“皇帝”ベッケンバウアーは、「強い方が勝つんじゃない。勝った方が強いんだ」との名言を残した。(C)Getty Images

トータルフットボールのオランダを下した“皇帝”ベッケンバウアーは、「強い方が勝つんじゃない。勝った方が強いんだ」との名言を残した。(C)Getty Images

 “ゲルマン魂“と呼ばれる驚異的な勝負強さを武器に、数々のタイトルを獲得してきたドイツ代表。西ドイツ時代も含めた長い歴史の中から「名勝負」をピックアップす...
 “ゲルマン魂“と呼ばれる驚異的な勝負強さを武器に、数々のタイトルを獲得してきたドイツ代表。西ドイツ時代も含めた長い歴史の中から「名勝負」をピックアップするとしたら、どの試合になるのか。欧州サッカーに精通する識者に、とりわけ強烈なインパクトを残した「5試合」を選んでもらった。

    ◆    ◆    ◆

1954年7月4日 スイスW杯決勝
vsハンガリー 〇3-2
得点者/ドイツ=ラーン②、モーロック
    ハンガリー=プスカシュ、チボル

 舞台はスイス・ワールドカップ決勝。当時33連勝中だった“最強”ハンガリーを相手に逆転勝利を収めた、いわゆる「ベルンの奇跡」だ。

 キックオフから8分で2点のリードを許した西ドイツはしかし、たった10分ほどで試合を振り出しに戻す。立役者は鋭いクロスで1点目を演出し、その2分後に同点弾を挙げたヘルムート・ラーンだ。偉大なる主将フリッツ・ヴァルターと好連係を築いたストライカーは、84分に決勝点を挙げる一世一代の活躍を披露した。

 ワールドカップ初優勝を飾ったこの試合の価値を増幅させたのは、第二次世界大戦の傷が癒えていなかった国民を勇気づけたから。また“嫌われ者”の国家を国際社会に戻す契機に、そして栄光に彩られたドイツ・サッカー史の始まりにもなった。
 
1970年6月17日 メキシコW杯準決勝
vsイタリア ●3延長4
得点者/ドイツ=ミュラー②、シュネリンガー
    イタリア=ボニンセーニャ、ブルニッチ、リーバ、リベーラ

 多くの識者が「史上もっともエキサイティングなワールドカップ」に挙げるメキシコ大会における大一番。2大会連続の決勝進出を狙う西ドイツは、準決勝でEURO1968の覇者イタリアと激突した。

 開始早々に先手を取ったのは欧州王者で、1点差のまま時計の針が進んでいく。だが、終了間際に再び試合が動く。不屈の魂を宿す西ドイツが土壇場で執念の同点弾を決めたのだ。

 そして、迎えた延長戦は両軍合わせて5ゴールが生まれるスペクタクルな撃ち合いに。試合中に右肩を脱臼しながらも最後までプレーを続けたフランツ・ベッケンバウアーの獅子奮迅、ハラハラする試合展開ゆえにドイツとイタリアの病院で心臓発作の急患が増えた逸話など、サイドストーリーにも事欠かないこの死闘は、世界中のファンを魅了した「世紀の試合」(Jahrhundertspiel)として今日まで語り継がれている。
 

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