長らく戦列を離れているバルセロナのエース、リオネル・メッシが、現地時間９月15日のトレーニングにようやく参加したようだ。バルサの公式サイトで発表されている。

　右ふくらはぎの負傷を訴えたメッシは、プレシーズンの日本遠征等にも参加せずに、バルセロナで治療に務めていた。すでにラ・リーガは開幕し、４試合が行なわれたが、メッシはいずれにも出場せず、リハビリを続けていた。そして、ようやくチームの練習に復帰できるまでに回復したようだ。

　英紙『Mirror』は「現地時間17日に予定されているチャンピオンズ・リーグ（CL）のスカッドにメッシの名前がある。彼は、ドルトムントとの開幕戦でプレーする可能性が高まってきた」と報じ、次のように綴った。

「バルサはメッシが不在の今シーズン、リーグ戦４試合２勝１分１敗と半分しか勝利することができていない。指揮官のエルネスト・バルベルデはCLグループステージで少しでも余裕をもって進めるためにも、ドルトムント、インテル、スラビア・プラハとの試合に勝利したい」 　また、バルベルデは同紙の取材に「メッシは世界最高の選手だ。できるだけ早く戻ってきてもらいたいのが正直なところだが、完全な状態で戻ってもらうことを優先している」とコメント。復帰のタイミングを見極めていることを明かした。

　当のメッシは、ルイス・スアレスらとともに、鳥かごや対人トレーニングにも参加。ミニゲームで見せた見事なカットインから放った左足のシュートの動画は、アルゼンチン紙『Diario Ole』の公式SNSアカウントで紹介され、「誰も彼をマークしたくないだろうな…」「天才」「神が戻ってきた！」と絶賛のコメントが寄せられた。

　CLグループステージ初戦のドルトムント戦は、現地時間17日（日本時間18日４時）にキックオフされる。果たして、メッシの出番は訪れるのか。現地でも注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部