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海外サッカー

「個人的な成功」 堂安律が決めた欧州王者相手の“名誉ある”ゴールに欧州メディア称賛!

THE DIGEST編集部

2020.10.19

ドイツメディアは、バイエルンからゴールを奪った堂安の活躍を「唯一“兵士”として行動」したと称賛した。(C)Getty Images

ドイツメディアは、バイエルンからゴールを奪った堂安の活躍を「唯一“兵士”として行動」したと称賛した。(C)Getty Images

 10月8日(現地時間)、ブンデスリーガ第4節でバイエルンに1-4で敗れたビーレフェルトだが、堂安律は同リーグ初ゴールを決めるなど、印象的なプレーを幾度も披露した。

 前半に惜しいシュートで相手ゴールを脅かした他、絶妙なスルーパスで決定機も演出した22歳の日本人は58分、カウンターでファビアン・クロスのパスを受けると、ドリブルでペナルティエリアに侵入し、軽やかなフェイントから右足を一閃する。

 ボールは対峙したバンジャマン・パバールの股間を抜け、名手マヌエル・ノイアーでもセーブ不可能な軌道を描いてサイドネット内側に突き刺さった。

 欧州王者相手に決めた一撃は、多くのメディアからの称賛を集めている。
 
 ドイツの日刊紙『Bild』は「パワフルな右足。個人技による名誉あるゴールを決め、クリーンシートを阻んだ」。サッカー専門誌『Kicker』は「バイエルンの気が緩んだところでアドバンテージを活かした。俊敏な日本人はゴールを決め、70分にはクロスバーを叩いた」と記した。

 地方紙『WESTFALEN-BLATT』は「バイエルンは強すぎたが、堂安は最高のパフォーマンス」と題した記事の中で、「大胆不敵な堂安のおかげで、敗北は穏やかなものとなった」「疲れ知らずの日本人」と綴り、バイエルンが猛攻を仕掛ける中でも「バイエルンを尊重し過ぎず、唯一“兵士”として行動し、1対1の状況を探し続けた」と褒めちぎっている。

 そしてテレビ局『n-tv』は、「活気溢れる堂安が、名誉あるゴールを決めた。クロスのパスを受けた小さな日本人は、世界王者(フランス代表)のパバールの股間を打ち抜いた。これにはノイアーも無力だった」と伝えた。

 また、オランダのメディアもPSVからレンタルされている日本人選手のゴールに反応。『VOETBALPRIMEUR.NL』は「バイエルン戦で堂安は個人的な成功を収めた。良いアクションの後のファインゴール」「彼の“ハンサム”なアクションは、ノイアーにはノーチャンスだった」と報じている。

 欲しかったゴールという結果を手に入れた堂安。日本が誇るアタッカーが、ここから勢いに乗ってブンデスリーガの舞台でその名を轟かせるか。次戦は25日、敵地でヴォルフスブルクと対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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