10月27日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第2節が行なわれ、リバプールはデンマークのミッティランを2-0で撃破。勝点を6に伸ばした。
プレミアリーグ第6節のシェフィールド・ユナイテッド戦から中2日で行なわれたこのホームゲームで、南野拓実は10月1日のカラバオカップ4回戦アーセナル戦以来となる先発出場を果たした。
前節アヤックス戦では後半途中からのプレーで高評価を得た南野だが、CFとして試合開始をピッチ上で迎えたこのミッティラン戦では効果的なプレーを見せられず、60分でモハメド・サラーとの交代を余儀なくされた。
"ライバル"と目されるディオゴ・ジョッタが、先発出場したシェフィールド・U戦に続いてゴールを挙げたのに対し、結果を残すことができなかった南野に対する各メディアの評価は、いずれも厳しいものとなった。
地元紙『Liverpool Echo』は「インパクトを残すのに非常に苦しんだ。ボールロストが多く、自身に苛立ちを見せた」と綴り、採点はチーム最低の「5」(10点満点)だった。また同メディアは、別の記事でも「間違いなく大きな失望」と記し、ディボック・オリギとともに、CLと相性の良い2選手について「何も起きなかった」と綴っている。
英国の日刊紙『Daily EXPRESS』も採点は「5」で、「途中交代の方が効果的なプレーができるようだ。ほとんど何もできず、1時間でピッチから出された」と記述。同じく日刊紙の『Daily STAR』は「ファーストタッチが良くなかった。チームはまだ、彼にどうプレーさせるべきか探っている最中に見える」と評し、採点はやはり「5」だった(単独で最低)。
一方、『INDEPENDENT』は及第点の「6」を与えたが、寸評は「いつものプレッシングやハードワークは見せたが、周囲との繋がりもなく、運にも恵まれなかった」と、やはり辛めである。
リバプールの専門メディアでは、『THIS IS ANFIELD』が及第点の「6」で、「ロベルト・フィルミーノの代役となり得る才能とハードワークを擁するFWだが、この試合でのプレーは望まれたものではなかった。10番のポジションの方が良かったかもしれないが、それは彼のせいではない。時々良いボールタッチは見せていた」と、やや好意的だった。
南野に対して、これまで「1試合の中でチームに慣れるための時間が与えられていない」「快適なスタートが必要」と擁護してきた『ROUSING THE KOP』は、しかしミッティラン戦では、「この日本代表選手は、プレミリーグでの先発出場から遠ざかったように見える」と厳しかった。
序列ということでは、直近の2試合でジョッタとの差が開いた感がある南野だが、ここから挽回していくことができるか? ミッティラン戦での彼を「生き生きとしていたが、試合に入れていなかった」と評したユルゲン・クロップ監督がどれだけ出場機会を与えるかも含めて、今後に要注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
プレミアリーグ第6節のシェフィールド・ユナイテッド戦から中2日で行なわれたこのホームゲームで、南野拓実は10月1日のカラバオカップ4回戦アーセナル戦以来となる先発出場を果たした。
前節アヤックス戦では後半途中からのプレーで高評価を得た南野だが、CFとして試合開始をピッチ上で迎えたこのミッティラン戦では効果的なプレーを見せられず、60分でモハメド・サラーとの交代を余儀なくされた。
"ライバル"と目されるディオゴ・ジョッタが、先発出場したシェフィールド・U戦に続いてゴールを挙げたのに対し、結果を残すことができなかった南野に対する各メディアの評価は、いずれも厳しいものとなった。
地元紙『Liverpool Echo』は「インパクトを残すのに非常に苦しんだ。ボールロストが多く、自身に苛立ちを見せた」と綴り、採点はチーム最低の「5」(10点満点)だった。また同メディアは、別の記事でも「間違いなく大きな失望」と記し、ディボック・オリギとともに、CLと相性の良い2選手について「何も起きなかった」と綴っている。
英国の日刊紙『Daily EXPRESS』も採点は「5」で、「途中交代の方が効果的なプレーができるようだ。ほとんど何もできず、1時間でピッチから出された」と記述。同じく日刊紙の『Daily STAR』は「ファーストタッチが良くなかった。チームはまだ、彼にどうプレーさせるべきか探っている最中に見える」と評し、採点はやはり「5」だった(単独で最低)。
一方、『INDEPENDENT』は及第点の「6」を与えたが、寸評は「いつものプレッシングやハードワークは見せたが、周囲との繋がりもなく、運にも恵まれなかった」と、やはり辛めである。
リバプールの専門メディアでは、『THIS IS ANFIELD』が及第点の「6」で、「ロベルト・フィルミーノの代役となり得る才能とハードワークを擁するFWだが、この試合でのプレーは望まれたものではなかった。10番のポジションの方が良かったかもしれないが、それは彼のせいではない。時々良いボールタッチは見せていた」と、やや好意的だった。
南野に対して、これまで「1試合の中でチームに慣れるための時間が与えられていない」「快適なスタートが必要」と擁護してきた『ROUSING THE KOP』は、しかしミッティラン戦では、「この日本代表選手は、プレミリーグでの先発出場から遠ざかったように見える」と厳しかった。
序列ということでは、直近の2試合でジョッタとの差が開いた感がある南野だが、ここから挽回していくことができるか? ミッティラン戦での彼を「生き生きとしていたが、試合に入れていなかった」と評したユルゲン・クロップ監督がどれだけ出場機会を与えるかも含めて、今後に要注目だ。
構成●THE DIGEST編集部