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CLの激闘後にバルサとユベントス がSNSで第2ラウンド!間に合わなかったC・ロナウドも存在感アピール

THE DIGEST編集部

2020.10.30

メッシはユベントス戦で1ゴール。一方のC・ロナウドは新型コロナ感染のため出場できなかった。(C)Getty Images

 10月28日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージ第2節が行なわれ、バルセロナは敵地でユベントスを2-0で下した。

 序盤にウスマンヌ・デンベレの個人技によるゴールでアウェーチームが先制し、終了間際に得たPKをリオネル・メッシが決めてトドメ。ユベントスはアルバロ・モラタが3度ゴールネットを揺らすも、いずれも無効にされ、退場者も出して、あえなくホームでの大一番を落とした。

 この試合、注目されていたのは、メッシとクリスチアーノ・ロナウドの対決だ。かつて「エル・クラシコ」で激しく鎬を削った2人の「世界最高の選手」が再び相まみえることを、世界中のサッカーファンが期待していたが、C・ロナウドの新型コロナ感染により、それは実現しなかった。

 試合後、バルサはツイッターでユベントスに対し、英語で「あなた方がピッチ上でヤギ(絵文字)を見ることができたことを嬉しく思います」と投稿している。

「ヤギ(GOAT)」とは、メッシのこと。以前髭を蓄えていた時の彼の風貌、そして「Greatest Of All Time(史上最高)」の頭文字という2つの意味がある。このツイートでは、自チームのエースを誇る意味の他、ユベントスのエース(C・ロナウド)が試合に間に合わなかったことを、少しいじってもいるのだろう。
 
 これに対し、ユベントスはリプライを送り、「あなたはおそらく、間違った辞書を使ったのでしょう。カンプ・ノウに正しいものを持って行ってあげますよ」と英語でお返し。これにユベンティーノも反応し、「もっとやれ!」「C・ロナウドを怒らせちゃいけない」「あの試合のメッシはそんなに良くなかった」等々、多くの書き込みが寄せられた。

 さて、大舞台に立てなかったC・ロナウドだが、新型コロナウイルスによる症状は全くないことをSNSでたびたび明かしている。にもかかわらず、陽性反応が続くことに苛立ち、先日は「PCR検査はでたらめだ」と投稿して物議を醸した。また友人には「檻に閉じ込められた獣のような気分だ」と明かしているという(ポルトガルのスポーツ紙『O JOGO』より)。

 坊主頭で幾分か若返った感のあるスーパースターはバルサ戦前、ユベントスのユニホームを身に纏ってランニングマシンでトレーニングをしながら、お馴染みのゴールパフォーマンスを披露する動画を公開して、チームやファンにエールやメッセージを送っている。

 元気であることをアピールするC・ロナウドが、実際にその姿をピッチで披露する日はいつになるだろうか? アンドレア・ピルロ新監督の下で勝利が遠のいているユベントスは、最高の得点源の復帰を心待ちにしている。そして多くのファンは、早くも12月7日のバルサとのリターンマッチに思いを馳せているに違いない。

構成●THE DIGEST編集部