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日本代表

「キャプテン翼の世界が現実になった」オール欧州組の日本代表にアジアのメディアが驚嘆!

THE DIGEST編集部

2020.11.15

インドネシアのメディアが、23人全員を欧州組で編成した日本代表に改めて驚きを示した。(C)Getty Images

インドネシアのメディアが、23人全員を欧州組で編成した日本代表に改めて驚きを示した。(C)Getty Images

 先月のオランダ遠征で、日本代表が欧州クラブ所属の選手だけでメンバーを構成したことは、この国のサッカー界の進化を表わすものとして、世界中で報じられた。

 そして今回の欧州遠征でも、コロナウイルス禍の入国制限の影響もあって、Jリーグ勢の招集は見送られ、23人の「欧州組」がオーストリア・グラーツに集った。

 このことに対し、改めて驚きを示したのが、日本と同じアジア地区に属するインドネシアのポータルサイト『VIVA.co.id』で、「日本代表、恐るべし。全ての選手が欧州のクラブに所属する」と報じている。

「FIFAランキングでアジア最高の27位につけているということだけでも、その価値を示しているが、今回の欧州で日本代表チームは驚くべきことに、100%欧州でプレーする選手によって構成された」

 森保一監督が自国のクラブからひとりも招集しなかったことにも言及した同メディアは、Jリーグが「アジア諸国の中で最も優れたリーグ」であることを強調している。
 
 イングランド、ドイツ、スペイン、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、ロシア、セルビアから選手が集い、南野拓実(リバプール)、久保建英(ビジャレアル)のような注目を集める選手を擁する日本は、同メディアにサッカー漫画「キャプテン翼」を連想させたようだ。

「多くの日本人が欧州の各地でプレーする様は、1981年にスタートした高橋陽一の漫画の世界を彷彿とさせる。大空翼はバルセロナへ、ユベントスには日向小次郎、他にもハンブルクの若林源三……。

 かつて、このシリーズは創作以外の何物でもなかったが、今では日本人が欧州でプレーすることは現実となった」

 日本に敬意を示し、称賛する一方で、「アジアで最初にワールドカップに出場したのは、韓国でも日本でもなく、1938年フランス大会のインドネシアだ(正確には独立前のオランダ領東インド)」と自国の意地やプライドも垣間見せるユニークな同メディアは、記事をこう締めている。

「この漫画の象徴的なストーリーのひとつに、日本代表が決勝でブラジル代表を3-2で破り、U-20ワールドカップ(当時はワールドユース)に優勝するというものがある。果たして来年、我が国インドネシアで開催される予定の同大会で、これが実現するだろうか」

構成●THE DIGEST編集部

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