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海外サッカー

「全ての問題が解決する」緊急事態のビジャレアルが久保建英を“放出”か⁉ 新候補ヘタフェは主力の穴埋めに意欲

THE DIGEST編集部

2020.12.15

これまで久保の放出を頑として否定してきたビジャレアルだが、状況は変わりつつあるようだ。(C)Getty Images

これまで久保の放出を頑として否定してきたビジャレアルだが、状況は変わりつつあるようだ。(C)Getty Images

 レアル・マドリーからのレンタル移籍で今季はビジャレアルでプレーしている久保建英だが、ウナイ・エメリ監督の起用法をめぐって多くの議論が巻き起こり、今冬での退団説がまことしやかに囁かれている。

 すでに、ベティス、バジャドリー、バレンシア、レアル・ソシエダと、多くの新天地候補の名が挙がっているが、新たにヘタフェがこれに加わった。ラ・リーガでは12試合を終えた段階で16位と降格圏内が迫っているマドリード州のクラブは、以前から久保に注目し、もし1月に彼がフリーとなる場合、獲得を狙うと多くの現地メディアが報じたのだ。

 ただ、ヘタフェは久保だけでなく、ラ・リーガ2部のカルタヘナに所属するパナマ代表MFアダルベルト・カラスキージャについても、移籍市場でのターゲットとしているという。

 カルタヘナの専門メディア『SPORT CARTAGENA』は、将来的にはレアル・マドリーやバルセロナでプレーすることもあり得るとされる21歳の逸材に、所属クラブは契約解除金として500万ユーロ(約6億円)を設定しているが、ヘタフェは今冬に200万ユーロ(約2億5千万円)の格安値で彼を手に入れられると報じている。
 
 ヘタフェは現在、ウルグアイ人MFマウロ・アランバリにイタリアのクラブから移籍金2500万ユーロ(約31億円)のオファーを受けており、放出は確実と見られるが、カラスキージャはその穴を十分に埋めることができると見られている。

 同メディアはまた、久保についても言及し、「まだ計画段階で、事はより複雑になっている」とした。彼の去就については、ビジャレアルが決定権を持っており、彼らに契約の途中解除の意思がないことが、最大のハードルだということである。

 ところがここにきて、ビジャレアル側から久保を手放す可能性が生じてきた。マドリードのスポーツ紙『AS』やラジオ局『Cadena SER』などが報じたところによると、怪我人の穴埋めのための放出候補に、久保も含まれているというのだ。
 

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