今季、多くの怪我人を出しているビジャレアルだが、ラ・リーガ第13節のベティス戦でも、中盤の不可欠な存在だったビセンテ・イボーラが左膝の前十字靭帯断裂という重傷を負って今季中の回復は絶望となった。加えてフランシス・コクランも負傷と、MFが駒不足に陥りつつある。

　これをカバーするため、戦力補強の他、メキシコのクラブ・アメリカにレンタルされているサンティアゴ・カセレスを呼び戻すというオプションも検討されているが、その場合、アルゼンチン人の彼を迎え入れるには、EU圏外の枠を空ける必要がある。そして現在、この３つの枠は久保、カルロス・バッカ、ラミーロ・フネス・モリで占められている。
  『AS』は、ビジャレアルが冬の移籍市場で新たな戦力を獲得する場合、FFP（フィナンシャルフェアプレー）を考慮しながら、イボーラ・クラスの選手を探し出して交渉するという、難しいミッションを遂げなければならないと指摘する。

　逆に、カセレスを呼び戻すとともに、噂となっている久保の退団が実現すれば「問題は全て解決する」と綴っているが、果たして……。

構成●THE DIGEST編集部

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