ビジャレアルは12月16日(現地時間)、コパ・デル・レイ(国王杯)の1回戦で3部のレイオアと対戦し、6-0の大勝を飾って次ラウンド進出を果たした。
過密日程の最中、怪我人が続出している「イエローサブマリン」は、この格下相手のアウェーマッチでは若い選手が多くスタメンを占め、得点者の顔ぶれもジェレミ・ピノ、フェル・ニーニョ、ハウメ・コスタ、ソフィアン・チャクラ、アレハンドロ・ミジャン、そしてアルフォンソ・ペドラサと、新鮮なものとなった。
久保建英はベンチスタートとなり、4-0となって勝敗がほぼ決した69分、ピノに代わって登場したが、見せ場を作ることなく、試合を終えている。
このところは散発的に能力の高さを窺わせるも、安定しているとは言い難い久保のパフォーマンス。スポーツ紙の『AS』は「継続性の欠場が久保から自信を失わせた」と指摘、この状況を"招いた"ウナイ・エメリ監督には、悩める久保に救いの手を差し伸べるよう訴えていた。
しかしこれに対し、レアル・マドリーの専門メディア『Defensa Central』は「久保はエメリを信頼しており、マドリーに対して忍耐を求めている」と報じている。
エメリ監督の久保起用法については、しばしば疑問を呈し、皮肉をまじえて糾弾してきた同メディアは、今回の記事においても「エメリは久保を信頼しておらず、この欧州レベルの選手の可能性を弱めている」「マドリーは来年1月に『潜水艦』から久保を降ろす可能性がある」と、これまでの通りの批判を展開した。
久保に対しても「素晴らしい選手でありながら、運も分(プレー時間)も持たない」と同情したが、その後で「彼はこのレンタル期間での可能性を追求するために、マドリーに対して我慢するよう求めた」と記述。「久保はエメリとの共闘において活力を見い出し、以前のように『ヨーロッパリーグ(EL)要員』としての起用であれば退団する必要があるという考えは持っていない」という。
「少しずつ、ラ・リーガの試合においてもチームの流れに加われるようになり、(13節の)ベティス戦ではスタメン入りも果たした」久保が今後、「遅かれ早かれ、ビジャレアルでもっと重要な役割を担うだろう」と予測した同メディアだが、最後に「若い選手にはプレーすることが必要だ。そして、マドリーの忍耐はいつまでも続くわけではない」と、エメリ監督に"釘を刺した"。
間もなく冬の移籍市場が幕を開けるところで、久保の去就に関しては多くの憶測が飛び交っているが、彼は今後も黄色のユニホームを着て奮闘を続けるのか。その動向を見守りたい。
構成●THE DIGEST編集部
過密日程の最中、怪我人が続出している「イエローサブマリン」は、この格下相手のアウェーマッチでは若い選手が多くスタメンを占め、得点者の顔ぶれもジェレミ・ピノ、フェル・ニーニョ、ハウメ・コスタ、ソフィアン・チャクラ、アレハンドロ・ミジャン、そしてアルフォンソ・ペドラサと、新鮮なものとなった。
久保建英はベンチスタートとなり、4-0となって勝敗がほぼ決した69分、ピノに代わって登場したが、見せ場を作ることなく、試合を終えている。
このところは散発的に能力の高さを窺わせるも、安定しているとは言い難い久保のパフォーマンス。スポーツ紙の『AS』は「継続性の欠場が久保から自信を失わせた」と指摘、この状況を"招いた"ウナイ・エメリ監督には、悩める久保に救いの手を差し伸べるよう訴えていた。
しかしこれに対し、レアル・マドリーの専門メディア『Defensa Central』は「久保はエメリを信頼しており、マドリーに対して忍耐を求めている」と報じている。
エメリ監督の久保起用法については、しばしば疑問を呈し、皮肉をまじえて糾弾してきた同メディアは、今回の記事においても「エメリは久保を信頼しておらず、この欧州レベルの選手の可能性を弱めている」「マドリーは来年1月に『潜水艦』から久保を降ろす可能性がある」と、これまでの通りの批判を展開した。
久保に対しても「素晴らしい選手でありながら、運も分(プレー時間)も持たない」と同情したが、その後で「彼はこのレンタル期間での可能性を追求するために、マドリーに対して我慢するよう求めた」と記述。「久保はエメリとの共闘において活力を見い出し、以前のように『ヨーロッパリーグ(EL)要員』としての起用であれば退団する必要があるという考えは持っていない」という。
「少しずつ、ラ・リーガの試合においてもチームの流れに加われるようになり、(13節の)ベティス戦ではスタメン入りも果たした」久保が今後、「遅かれ早かれ、ビジャレアルでもっと重要な役割を担うだろう」と予測した同メディアだが、最後に「若い選手にはプレーすることが必要だ。そして、マドリーの忍耐はいつまでも続くわけではない」と、エメリ監督に"釘を刺した"。
間もなく冬の移籍市場が幕を開けるところで、久保の去就に関しては多くの憶測が飛び交っているが、彼は今後も黄色のユニホームを着て奮闘を続けるのか。その動向を見守りたい。
構成●THE DIGEST編集部